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格闘技・プロレス

バトラー陣営は早くも警戒モード! 井上尚弥との4団体統一戦へ向けて「大きな挑戦だが、その準備は万全にしておく」

THE DIGEST編集部

2022.08.26

井上(左)という強大な敵を前に、バトラー(右)陣営は早くも臨戦態勢を固めつつある。(C)Getty Images

井上(左)という強大な敵を前に、バトラー(右)陣営は早くも臨戦態勢を固めつつある。(C)Getty Images

 立ちはだかる“モンスター”に相手陣営は警戒を強めている。

 ボクシングWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者として君臨する井上尚弥(大橋)は、同級の“完全統一”に向け、歩みを進めている。現地時間8月24日には、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦を今年の12月13日に日本で行なうと、米スポーツ専門局『ESPN』によって報じられた。

 これを受け、米老舗誌『The Ring』は25日、バトラーのトレーナーを務めるジョー・ギャラガー氏のコメントを紹介。「ポールには満足している」と語った同氏は、「彼は世間に見放されていたが、今や2度目の世界王者になった。全てをかけて争う絶好の機会だ」と注目の一戦に胸を膨らませた。
 
 さらに、「間違いなく世界最高のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ファイターの一人」と井上を称賛すれば、「大きな挑戦となるが、それに向けた準備は万全にしておく」と言及。「イノウエは常に準備してくるし、対戦相手に何をすべきかよくわかっている」と警戒感も口にした。

 実力差を鑑みても、このファイトが、圧倒的に“井上優勢”と見られているのは周知の事実だ。しかし、ギャラガー氏は、「イノウエはバトラーの試合をいつくか見て、ポールに勝つためのゲームプランを考えてくるはず」と続け、「我々は違う視点から物事を見て、彼が経験していないものを仕掛けていかなければならない」とも語っている。

 世界のボクシングファンが待ち焦がれる同マッチでは、はたしてどんな戦いが繰り広げられるだろうか。今から楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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