日本時間8月26日に開幕した国際バレーボール連盟(FIVB)主催の『世界選手権』。男子日本代表は、カタールを3‐0で退け、初陣を白星で飾った。
幸先の良いスタートに大きく貢献したのは、日本の得点源を担う22歳のオポジット西田有志だ。およそ1週間前にイタリアで行なわれたテストマッチでは、コンディションが万全でなかったことを明かしていた背番号1だが、蓋を開けてみれば、両チーム最多の17得点。
FIVB公式の試合ライブ配信サービス『Volleyball World TV』の英語実況は、西田が相手ブロックの指先を狙ったクレバーなフェイントで自身最初の得点を決めると、「なんと繊細なタッチ」とそのテクニックを称賛。レベルアップした対応力で次々とロングラリーを制したほか、第2セットでエース1本を含む圧巻の4連続得点を挙げた“ニシダショー”は、「強すぎる!」と言わしめた。
さらに驚かされたのは、187cmと小柄な西田がブロックで断トツの4得点を挙げたことだ。第3セット終盤に203cmのオポジット、ユセフ・オウラフを1枚でシャットアウトした場面は、「俺が日本を勝たせると言わんばかりのプレー」と解説者を唸らせた。
西田はこれらの際立ったパフォーマンスでMVPを受賞。額を流れる汗をユニホームで拭いながらオンコートインタビューに英語で応え、「今回の世界選手権は(大会フォーマットが変わり)、これまでと状況が異なるため、1勝もしくは2勝が決勝進出へのカギとなります。今日は重要な試合ということもあり、緊張のあった選手もいたと思います。それでも、集中して果敢に戦うことができました。勝ち点3を獲得でき、とてもハッピーです」と試合を振り返った。
次戦の相手、世界ランク4位のブラジル代表については、「高いブロックと強力なスパイクを備えたチームなので、違った試合になると思います。けれど、日本にはブロック・アンド・ディフェンスのシステムという強みがあるので、そのスタイルを試合で出すことに集中してプレーしたいです。どのような展開になるのか分かりませんが、タフな戦いになると思います。アグレッシブに、そして、強い気持ちで臨みます」と意気込みを語った。
7月のネーションズリーグ予選ラウンドでは、ストレート負けでブラジルに4連勝を阻まれた日本代表。セットカウントだけを見ると完敗だが、すべてのセットで難攻不落な強豪を幾度もピンチへ追い込み、同じスコアで敗れた東京五輪の準々決勝から確実に進化を見せた。
ほんの半歩届かなかった直近の対戦。龍神NIPPONは失点を招いたレセプションを修正して再戦に臨むだろう。あとは、西田がアクセル全開の攻撃で少し踏み出すきっかけを作れば、金星に手が届くはずだ。注目が集まるブラジルとの予選2試合目は、日本時間28日21時に戦いの幕を開ける。
構成●THE DIGEST編集部
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【関連記事】イタリア代表監督が日本の成長ぶりを称賛!「もはや“レセプションと守備”のチームではない」と警戒
幸先の良いスタートに大きく貢献したのは、日本の得点源を担う22歳のオポジット西田有志だ。およそ1週間前にイタリアで行なわれたテストマッチでは、コンディションが万全でなかったことを明かしていた背番号1だが、蓋を開けてみれば、両チーム最多の17得点。
FIVB公式の試合ライブ配信サービス『Volleyball World TV』の英語実況は、西田が相手ブロックの指先を狙ったクレバーなフェイントで自身最初の得点を決めると、「なんと繊細なタッチ」とそのテクニックを称賛。レベルアップした対応力で次々とロングラリーを制したほか、第2セットでエース1本を含む圧巻の4連続得点を挙げた“ニシダショー”は、「強すぎる!」と言わしめた。
さらに驚かされたのは、187cmと小柄な西田がブロックで断トツの4得点を挙げたことだ。第3セット終盤に203cmのオポジット、ユセフ・オウラフを1枚でシャットアウトした場面は、「俺が日本を勝たせると言わんばかりのプレー」と解説者を唸らせた。
西田はこれらの際立ったパフォーマンスでMVPを受賞。額を流れる汗をユニホームで拭いながらオンコートインタビューに英語で応え、「今回の世界選手権は(大会フォーマットが変わり)、これまでと状況が異なるため、1勝もしくは2勝が決勝進出へのカギとなります。今日は重要な試合ということもあり、緊張のあった選手もいたと思います。それでも、集中して果敢に戦うことができました。勝ち点3を獲得でき、とてもハッピーです」と試合を振り返った。
次戦の相手、世界ランク4位のブラジル代表については、「高いブロックと強力なスパイクを備えたチームなので、違った試合になると思います。けれど、日本にはブロック・アンド・ディフェンスのシステムという強みがあるので、そのスタイルを試合で出すことに集中してプレーしたいです。どのような展開になるのか分かりませんが、タフな戦いになると思います。アグレッシブに、そして、強い気持ちで臨みます」と意気込みを語った。
7月のネーションズリーグ予選ラウンドでは、ストレート負けでブラジルに4連勝を阻まれた日本代表。セットカウントだけを見ると完敗だが、すべてのセットで難攻不落な強豪を幾度もピンチへ追い込み、同じスコアで敗れた東京五輪の準々決勝から確実に進化を見せた。
ほんの半歩届かなかった直近の対戦。龍神NIPPONは失点を招いたレセプションを修正して再戦に臨むだろう。あとは、西田がアクセル全開の攻撃で少し踏み出すきっかけを作れば、金星に手が届くはずだ。注目が集まるブラジルとの予選2試合目は、日本時間28日21時に戦いの幕を開ける。
構成●THE DIGEST編集部
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