去る8月30日に米国・ハワイで開催された総合格闘家の朝倉未来と元ボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーによる記者会見は、予想通り両者のトラッシュトークがヒートアップした。
驚きの事態が起きたのは、互いに視殺戦を繰り広げたフェイスオフだ。両雄ともにまんじりともせずに睨み合う。そのなかで左拳を突き出してポーズをとった朝倉を、メイウェザーのガードマンがポンッと突き飛ばしたのだ。
会見後に「この真ん中のオッサンはBreaking Downに呼んでボコボコにしてやろうかな」と自身のツイッターに投稿した朝倉。敵陣営のガードマンに対するフラストレーションは、想像に難くない。
では、朝倉を苛立たせ、物議を醸したガードマンは一体何者なのか。
名はジジー・マック(本名レイ・サデギ)。米メディア『MMA Junkie』などの情報によれば、イラン出身の彼は、幼少期は医者の父を持つ家庭で裕福な生活を送ったものの、15歳の時に両親の離婚によって生活が一変。アメリカに渡って母とマンハッタンのワンルームマンションで、苦労を重ねてきたという。
それでも朝晩働き資金を稼いだジジー・マックはポーランドの医大学に入学。卒業後はふたたびアメリカに戻り、医学系の道を歩みながら、柔術をマスター。総合格闘家としてのキャリアをスタート。そして2013年に同じジムにいたメイウェザーにスカウトされる形で、ボディーガードマンとしての職に就いた。
かつて米メディア『Respect』の取材に応じた際に「フロイドのために働くことは俺の情熱だ。彼を守るためならブルース・リーとでも戦う」と発言していたジジー・マック。そんな彼の“挑発的な防衛”は、実は以前にも話題となっていた。それは2017年にメイウェザーが、当時、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」でカリスマ的地位を確立していたコナー・マクレガーと対峙した時だった。
朝倉と同様に記者会見に臨んだ際に、ジジー・マックはメイウェザーに迫るマクレガーを挑発。しかし、この時は、世界屈指のトラッシュトークスキルを誇るアイルランド人戦士に「ステロイド漬けの七面鳥みたいなやつは黙ってろ」「お前は薬漬けの情けないやつ」と辛辣に返され、まんまと“ネタ”にされていた。
そうした経歴や過去を考えれば、朝倉に対する行動も“予想通り”というべきなのかもしれない。いずれにしても、引き続きジジー・マックを含めたメイウェザー陣営の行動は話題を集めそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「アサクラって誰だよ?」――メイウェザー戦決定後に世界が抱いた“疑問”。これは朝倉未来にとっての好機だ
【関連記事】朝倉未来に英メディアは「伝説のボクサーを苦しめる可能性は十分」と予測!無敗のレジェンドは「容易に勝利が得られるとは限らない」
【関連記事】メイウェザーは「真剣じゃない」? 米メディアが朝倉未来との会見で放った“元世界王者”の発言を注視「俺はもう練習をしていない」
驚きの事態が起きたのは、互いに視殺戦を繰り広げたフェイスオフだ。両雄ともにまんじりともせずに睨み合う。そのなかで左拳を突き出してポーズをとった朝倉を、メイウェザーのガードマンがポンッと突き飛ばしたのだ。
会見後に「この真ん中のオッサンはBreaking Downに呼んでボコボコにしてやろうかな」と自身のツイッターに投稿した朝倉。敵陣営のガードマンに対するフラストレーションは、想像に難くない。
では、朝倉を苛立たせ、物議を醸したガードマンは一体何者なのか。
名はジジー・マック(本名レイ・サデギ)。米メディア『MMA Junkie』などの情報によれば、イラン出身の彼は、幼少期は医者の父を持つ家庭で裕福な生活を送ったものの、15歳の時に両親の離婚によって生活が一変。アメリカに渡って母とマンハッタンのワンルームマンションで、苦労を重ねてきたという。
それでも朝晩働き資金を稼いだジジー・マックはポーランドの医大学に入学。卒業後はふたたびアメリカに戻り、医学系の道を歩みながら、柔術をマスター。総合格闘家としてのキャリアをスタート。そして2013年に同じジムにいたメイウェザーにスカウトされる形で、ボディーガードマンとしての職に就いた。
かつて米メディア『Respect』の取材に応じた際に「フロイドのために働くことは俺の情熱だ。彼を守るためならブルース・リーとでも戦う」と発言していたジジー・マック。そんな彼の“挑発的な防衛”は、実は以前にも話題となっていた。それは2017年にメイウェザーが、当時、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」でカリスマ的地位を確立していたコナー・マクレガーと対峙した時だった。
朝倉と同様に記者会見に臨んだ際に、ジジー・マックはメイウェザーに迫るマクレガーを挑発。しかし、この時は、世界屈指のトラッシュトークスキルを誇るアイルランド人戦士に「ステロイド漬けの七面鳥みたいなやつは黙ってろ」「お前は薬漬けの情けないやつ」と辛辣に返され、まんまと“ネタ”にされていた。
そうした経歴や過去を考えれば、朝倉に対する行動も“予想通り”というべきなのかもしれない。いずれにしても、引き続きジジー・マックを含めたメイウェザー陣営の行動は話題を集めそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「アサクラって誰だよ?」――メイウェザー戦決定後に世界が抱いた“疑問”。これは朝倉未来にとっての好機だ
【関連記事】朝倉未来に英メディアは「伝説のボクサーを苦しめる可能性は十分」と予測!無敗のレジェンドは「容易に勝利が得られるとは限らない」
【関連記事】メイウェザーは「真剣じゃない」? 米メディアが朝倉未来との会見で放った“元世界王者”の発言を注視「俺はもう練習をしていない」