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格闘技・プロレス

「本物の挑戦者か、単なる見世物か」“大物”メイウェザーに挑む朝倉未来に海外メディアは興味津々「極東のセンセーション」

THE DIGEST編集部

2022.06.17

メイウェザー(左)とのフェイスオフに臨んだ朝倉(右)。会見中に「マジで話なげぇ」とツイートする余裕も見せた日本人ファイターを海外メディアはどう見ているのか?(C)Getty Images

メイウェザー(左)とのフェイスオフに臨んだ朝倉(右)。会見中に「マジで話なげぇ」とツイートする余裕も見せた日本人ファイターを海外メディアはどう見ているのか?(C)Getty Images

 話題性に事欠かない者同士の一戦は、正式発表されるやいなや瞬く間に世界に拡散された。現地時間6月14日に決定された元プロボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)と総合格闘家の朝倉未来(トライフォース赤坂)の対戦である。

 言わずと知れたボクシング界のレジェンドであるメイウェザーがRIZINへ参戦するのは2度目になる。前回は2018年の大みそかに開催された「RIZIN.14」で、那須川天心と判定決着なしのボクシングルールで対戦。当時、弱冠二十歳だった相手に、終始余裕を漂わせながら打ち破り、1回TKO勝ちを収め、笑顔で帰国の途についていた。

 那須川戦で10億円を稼いだとされる。それだけにメイウェザーが来る9月に決定したエキシビションマッチも単なる契約金狙いだと見る向きは強い。日本のSNSでは連日のように賛否両論が渦巻き続けている。

 無論、世界的知名度でいえば、現地時点では朝倉が圧倒的に劣っている。それは当人が「メイウェザーの知名度を利用して、もっと面白いMMAファイターとかと試合できたらいい」と宣言している通りだ。だからこそ、海外メディアは“無名のサムライ”に興味を示している。

「本気の挑戦者か、それとも単なる“見世物”か?」
 
 そう公式ツイッター上に記したのは、スペイン紙『Marca』だ。ボクシングなど格闘技情報も日頃から発信する同紙はメイウェザー戦の決定を伝えるレポート記事内では、通算戦績16勝3敗という朝倉のキャリアを紹介。そのうえで、次のように続けた。

「フロイド・メイウェザーはすでに45歳だが、さらに大金を稼ぐことへの渇望は限界を知らない。一方でアサクラはボクシング未経験の総合格闘家だ。彼は“ミスター・マネー”の欲望のためのライバルになる」

 また、英スポーツ専門メディア『GIVE ME SPORT』も、アメリカ・スポーツ界屈指の大物に挑む29歳について「極東のセンセーション」と強調。だが、やはりボクシング未経験というキャリアから「メイウェザーのような世界的な相手とは戦ったことがない」とされた。

 はたして、両雄(とくにメイウェザー)はどのような形で試合日を迎えるのか。文字通り一挙手一投足に世界が熱視線を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

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