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バレーボール

「エクセレント!」「まさにオンファイヤー」と感嘆! 五輪王者フランスを土俵際まで追い詰めた日本に称賛の声【世界バレー】

THE DIGEST編集部

2022.09.06

 西田の試合最多31得点(アタック28、ブロック2、エース1)は、フランスの3選手がマークしたチーム最多17得点のほぼ2倍だ。その圧巻のパフォーマンスにイタリア国営放送の実況解説者で元同国代表のアンドレア・ルッケッタ氏は、「スーパースパイク!サムライだ!ニシダサーン!」と大絶叫。フランス代表バルテレミ・シネニエも試合後に、「ニシダをまったく止められなかった。どこからでも決めてきてまさにオンファイヤーだったんだ」とその卓越した能力に感嘆していた。
 ルッケッタ氏はまた、22得点(アタック19、ブロック1、エース2)を挙げた石川が、レフト攻撃で2枚ブロック外側からクロスへ打ち込んだ異次元の打球に「エクセレント!」と大興奮。抜群のキレと安定感が光る攻守で試合を通して日本を支え続けた高橋を、「驚異的な存在」と高く評価した。

 大金星に手が届いていただけに、選手とスタッフの悔しさは計り知れない。それでも、絶対的な強さを誇るフランスを確実に敗戦の危機へ追い込んだ戦いぶりは、想像をはるかに超えた急成長の証。今年の代表シーズンはここで終了となるが、“その進化をまだまだ見たい”と思わせてくれた龍神NIPPONに、パリ五輪出場への大きな期待と心からのエールを送りたい。

 世界選手権は、フランスのほかスロベニア、イタリア、米国、ポーランド、ウクライナの準々決勝進出が決定。日本時間7日に残る2席をかけて、セルビア対アルゼンチンとブラジル対イランの2試合が行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部
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