11月23日、札幌・真駒内セキスイハイムアリーナでGPシリーズのNHK杯2日目に女子フリーが行われた。
先日のショートプログラム(SP)で2位につけていた紀平梨花(関大KFSC)は、新衣装で臨み、ほぼノーミスでプログラムをこなして151・95点を獲得。今季ベストの計231・84点で2位という成績で終えている。
優勝はSPで圧巻のパフォーマンスを披露したロシアのアリョーナ・コストルナヤ。16歳の新鋭はフリーで154・96点、計240・00点で優勝を飾った。5位は山下真瑚(中京大中京高)、横井ゆは菜(中京大)は4位だった。
紀平はフリーでの4回転サルコーには挑戦しなかったが、SP、フリーとともに2本ずつトリプルアクセルを着氷させた。イタリアのスポーツ紙『OA Sport』は「ふたつのトリプルアクセル、複数のコンビネーションジャンプでスコアを底上げした」と称え、同スポーツ名物記者のジャッキー・ウォン氏は「彼女の3Aは黄金の価値がある。今季、キヒラの3Aは、誰よりも確実で堅実のように見えた」と称賛している。
さらに、コストルナヤの母国である露紙『Газета.Ru』も「4回転サルコーへのチャレンジはなかった状態での今季ベストをたたき出した!」と驚きを以って報じ、GPファイナルでの”進化”を警戒している。
「キヒラは非常に安定した、穏やかなパフォーマンスで2位の地位を確実なものにした。ピュアな3Aに、GPファイナルでは4回転サルコーが加わる可能性はおおいにあり、それは上位進出を叶えるものになり得る」
GPシリーズはNHK杯で終了し、紀平は12月にイタリアのトリノで行なわれるファイナルへの切符を獲得。
ロシアからはアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワ、コストルナヤの今季シニア・デビューを飾った3人とアリーナ・ザギトワ、アメリカのブレイディ・テネル、そして日本からは唯一、紀平が加わった6人で臨むことになる。残念ながら日本の宮原知子(関大)は22ポイントでテネルと並んだものの、合計スコアで下回ったため、5年連続の出場を逃した。
温存した4回転サルコー、そして勢いを増すロシア勢との対決。紀平梨花は、イタリアの地でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】NHK杯連覇へ挑戦!笑顔がキュートな紀平梨花の厳選フォト!
先日のショートプログラム(SP)で2位につけていた紀平梨花(関大KFSC)は、新衣装で臨み、ほぼノーミスでプログラムをこなして151・95点を獲得。今季ベストの計231・84点で2位という成績で終えている。
優勝はSPで圧巻のパフォーマンスを披露したロシアのアリョーナ・コストルナヤ。16歳の新鋭はフリーで154・96点、計240・00点で優勝を飾った。5位は山下真瑚(中京大中京高)、横井ゆは菜(中京大)は4位だった。
紀平はフリーでの4回転サルコーには挑戦しなかったが、SP、フリーとともに2本ずつトリプルアクセルを着氷させた。イタリアのスポーツ紙『OA Sport』は「ふたつのトリプルアクセル、複数のコンビネーションジャンプでスコアを底上げした」と称え、同スポーツ名物記者のジャッキー・ウォン氏は「彼女の3Aは黄金の価値がある。今季、キヒラの3Aは、誰よりも確実で堅実のように見えた」と称賛している。
さらに、コストルナヤの母国である露紙『Газета.Ru』も「4回転サルコーへのチャレンジはなかった状態での今季ベストをたたき出した!」と驚きを以って報じ、GPファイナルでの”進化”を警戒している。
「キヒラは非常に安定した、穏やかなパフォーマンスで2位の地位を確実なものにした。ピュアな3Aに、GPファイナルでは4回転サルコーが加わる可能性はおおいにあり、それは上位進出を叶えるものになり得る」
GPシリーズはNHK杯で終了し、紀平は12月にイタリアのトリノで行なわれるファイナルへの切符を獲得。
ロシアからはアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワ、コストルナヤの今季シニア・デビューを飾った3人とアリーナ・ザギトワ、アメリカのブレイディ・テネル、そして日本からは唯一、紀平が加わった6人で臨むことになる。残念ながら日本の宮原知子(関大)は22ポイントでテネルと並んだものの、合計スコアで下回ったため、5年連続の出場を逃した。
温存した4回転サルコー、そして勢いを増すロシア勢との対決。紀平梨花は、イタリアの地でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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