10月8日、『世界卓球』の男子準決勝が中国・成都で行なわれ、日本は戸上隼輔、張本智和、及川瑞基で9連覇中の中国に挑んだ。
第1試合は戸上を投入するも、世界ランク1位の樊振東に歯が立たずストレート負け(5-11,10-12,4-11)。第2試合は日本のエース張本智和が、王楚欽に第1ゲームを落としながらも、3-1(8-11、11-8、11-6、11-9)で逆転勝利を飾った。第3試合の及川は世界ランク2位の馬龍と対峙。第1ゲームを先取するも、相手の勢いに押され1-3(11-8、5-11、5-11、2-11)で敗れた。
第4試合で張本は第1ゲームをものにするも、その後2ゲーム連続で落とし、後がなくなった。それでも19歳は踏ん張り、3‐2(11-7、6-11、3‐11、11-9、11-9)で樊振東に大金星を挙げた。日本の命運を託された戸上は、王楚欽に前半は善戦も1ゲームも取れないまま3‐0(10-12、7-11、4-11)で敗れた。
あと一歩及ばずに決勝進出を逃した日本。だが、絶対王者中国を最終試合まで追い込んだのは事実だ。ハラハラドキドキの展開を見守った中国公共放送局『CCTV』で解説を務めた元卓球選手・高菡氏は、勝利後には安堵の表情を浮かべた。
同氏は、「中国チームは試練に耐え、自分たちの力で勝ち取った。対戦相手は素晴らしいレベルでプレーし、1試合差で勝った。まさに薄氷を踏むような感じで、途中震えるようなシーンもあった」と声を詰まらせながらコメントした。
2016年大会以来6年ぶりの決勝進出を決められなかったものの、日本は銅メダルを獲得。2大会ぶりの表彰台に上がった。
構成●THE DIGEST編集部
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第4試合で張本は第1ゲームをものにするも、その後2ゲーム連続で落とし、後がなくなった。それでも19歳は踏ん張り、3‐2(11-7、6-11、3‐11、11-9、11-9)で樊振東に大金星を挙げた。日本の命運を託された戸上は、王楚欽に前半は善戦も1ゲームも取れないまま3‐0(10-12、7-11、4-11)で敗れた。
あと一歩及ばずに決勝進出を逃した日本。だが、絶対王者中国を最終試合まで追い込んだのは事実だ。ハラハラドキドキの展開を見守った中国公共放送局『CCTV』で解説を務めた元卓球選手・高菡氏は、勝利後には安堵の表情を浮かべた。
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2016年大会以来6年ぶりの決勝進出を決められなかったものの、日本は銅メダルを獲得。2大会ぶりの表彰台に上がった。
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