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モータースポーツ

角田裕毅は“未経験の問題”で13番手に。欧州専門メディアは「無線での罵声も聞かれた」と嘆き【F1日本GP】

THE DIGEST編集部

2022.10.09

レース中には予期せぬトラブルで苛立ちも見せた角田。しかし、母国でのレースには特別な感情を抱いているようだ。(C)Getty Images

レース中には予期せぬトラブルで苛立ちも見せた角田。しかし、母国でのレースには特別な感情を抱いているようだ。(C)Getty Images

 F1第18戦の日本グランプリは10月8日に予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅はQ2に進出し、初の母国レースは13番手からのスタートが決定した。

 予選に先立って行なわれたフリー走行3回目(FP3)では、初めて雨のないコンディションとなり、角田は26周を走行して17番手となる1分32秒366のベストタイムを計測。迎えた予選では、鈴鹿サーキットの大観衆から大きな歓声を受けながら、1分31秒130で12番手に入ってQ1突破を果たしたが、この日の彼はブレーキに問題を訴えており、Q2では1分30秒808に止まり、Q3進出はならなかった。

 しかし予選後、彼はチームの公式サイトを通して、「今日の結果には、ある程度満足しています。FP3で良い前進を遂げましたが、残念なことにブレーキの問題に妨げられ、Q1では大きな不具合に苦しみ、Q2では信頼性が大幅に失われました。車のバランスは良く、Q3進出も視野に入れていましたが、残念ながらできませんでした」と振り返った後、母国のファンの前で走った印象も明かしている。

「全てのファンの姿を見るのは素晴らしいことであり、僕にとって特別な機会となりました。これだけのファンがチームのシャツを着て、キャップを被り、全てのコーナーで多くの拍手を贈ってくれるなんて、これまで経験したことがありませんでした。ファンタスティックなことで、本当に僕に勢いを与えてくれました」
 
「今は明日のレースに目を向けなければなりません。明日は複雑なコンディションになる可能性があり、チャンスがあれば、順位を上げることが望める、良いポジションに我々は要ると思います」

 決勝に向けてポジティブな展望を示した角田。彼はまた、予選後のインタビューで、「FP3の後、我々は良い進歩を遂げましたが、予想していなかった幾つかの問題に直面しました。今季、ここまで経験したことのない問題です。我々はブレーキの問題で一貫性を保つのに苦労したので、ここを確認する必要があります」と語り、以下のように続けている(フランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』より)。

「全てをまとめ上げるには困難が伴いましたが、最終的にはQ2に到達できました。FP3のように、レースでも進歩を続けたいと思っています。世界最高のサーキットのひとつである鈴鹿での、明日のレースが楽しみであり、絶対にポイントを狙います」
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