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バレーボール

「驚異そのものだ!」石川祐希のハイパフォーマンスに現地イタリア解説も絶賛! 逆転劇でミラノを今季初勝利に導く大活躍

THE DIGEST編集部

2022.10.10

チームを今季初勝利に導く活躍を見せた石川。現地でもそのパフォーマンスに賛辞が集まっている。(C) Getty Images

チームを今季初勝利に導く活躍を見せた石川。現地でもそのパフォーマンスに賛辞が集まっている。(C) Getty Images

 現地時間10月8日、バレーボールのイタリアリーグセリエAで2022-23シーズン第2節が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがヴェロバレー・モンツァとアウェーで対戦。セットカウント3-2(23-25、23-25、25-20、25-23、15-11)で逆転勝利を収め、シーズン初白星を挙げた。

 ミラノは開幕戦でチステルナに、モンツァはペルージャにそれぞれストレートで敗れて黒星発進。石川は今シーズン最初のロンバルディアダービーに、盤石の先発メンバーとして出場した。
 
 接戦が続いた第1セット、石川は対角を組むイラン代表の主将ミラド・エバディプールがショートサーブで相手守備を崩したところでダイレクトを叩き込み、続けて切れの良いクロスで得点。さらにレセプションでアルゼンチン代表ロセル・アグスティンのミドル攻撃を演出する。そこから3連続得点でリードを奪ったミラノだったが、相手の破壊力あるサーブに苦しみ終盤に逆転を許してセットを落とした。

 開始直後から追いかける展開となった第2セットでも石川は、超速スウイングからのバックアタックとノールック弾で猛攻の指揮を執り、リードをもたらす。しかし、サーブミスが多発したミラノはブレークを奪えず、土壇場の連続失点で再び形勢を覆されて2セット目を失った。

 窮地に立たされ迎えた第3セットは序盤から苦しい展開を強いられる。なんとしても連敗を避けたいミラノは選手交代を決断。これが試合の流れを一気に変える。エバディプールに替わり出場したキューバ代表のオスニエル・メルガレホが躍動。石川の効果的なサーブと好守をブロックとフェイントで得点に変えるなどして反撃の起点となる。新加入選手の勢いに負けじと石川も2枚ブロックの間を抜く強烈な打球とエースで闘志を示して最大7点のビハインドを跳ね返し、セットを奪い返した。

 勢いに乗りスタートした第4セットは、ジャン・パトリーに続いて石川、さらにロセルのエースが炸裂。途中、元ドイツ代表ギョルギ・グロゼルに連続得点を決められるが、総力戦で乗り切りフルセットへ持ち込んだ。
 
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