格闘技・プロレス

井上尚弥に完敗した前IBF王者がタイトル戦線復帰へ!「イノウエだろうと誰だろうと戦う」と闘志を燃やす

THE DIGEST編集部

2022.10.20

タイトル戦線に復帰したエマヌエル・ロドリゲス。虎視眈々と王座奪還を狙う。(C)Getty Images

 現地時間10月15日、ボクシング前IBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、米ニューヨークのバークレイズ・センターでゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)と激突。8回終了間際に右カウンターでダウンを奪うなど、終始試合をコントロールし、3ー0の負傷判定勝ちを収めた。

 米老舗誌『The Ring』は19日、このファイトに関するロドリゲス本人の自己評価を記事内で掲載。「別のレベルにいると示す必要があった。メキシコでハードなトレーニングを積んでいたから、勝ててうれしい。ジャブと右ストレートを効果的に使えたし、練習したボディショットもよく効いた」と充実した様子で振り返っている。

 さらに、今回の対戦相手に対しては、「素晴らしいファイターだ」と称賛を送った上で、「僕には彼を圧倒する素早さ、知力があった」と勝因を分析。判定で大きく差をつける完勝となり、現在、目標として掲げている世界王座返り咲きへ向けても、自信を深める一戦となったようだ。
 
 この結果により、現WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)への挑戦権を獲得したロドリゲス。英国グラスゴーで行なわれた2019年5月のワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝では、2回TKO負けを喫しているが、「常にベストな相手と戦いたい」とまだまだ闘志を燃やし続けている。

 ただ、バンタム級で敵なしの強さを誇る井上は、12月13日にWBO王者ポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を控え、将来的な階級上げの可能性を示唆している。そのため、空位の世界王座も狙うロドリゲスは、「イノウエだろうと誰だろうと、目指すものは変わらない。誰とでも戦う」とも熱意を強調した。

構成●THE DIGEST編集部

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