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フィギュアGPシリーズが開幕した一方、モスクワで「ロシアGP」が開催!初戦にワリエワが登場!

THE DIGEST編集部

2022.10.22

ロシア国内のグランプリステージ初戦を迎えるカミラ・ワリエワ。(C) Getty Images

ロシア国内のグランプリステージ初戦を迎えるカミラ・ワリエワ。(C) Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリシリーズが現地時間10月21日、アメリカ・ノーウッドからスタートした。同日の男子ショートには三浦佳生(17)、三宅星南(20)、島田高志郎(21)の日本勢3人が出場。その中でも、最年少の三浦が躍動した。

 三浦は持ち味のスピードを生かして、冒頭の4回転サルコウ+3回転トウループのコンビネーションジャンプを勢い良く決めた。続くトリプルアクセルは切れ味良く、後半の4回転トウループは高さに幅があり着氷。ジャンプはノーミスでフィニッシュし、得点は94.96。自己ベストを6.59点超える会心の演技で、今季からシニアに本格参戦した新星が、いきなりショート首位に立った。三宅は77.87点で6位、島田はジャンプでミスが相次ぎ62.54点の12位だった。

 海外勢では、4回転アクセル(4A)で世界中から注目が注がれる地元アメリカの17歳イリア・マリニンが登場。ショートに4Aは組み込まず、この日は2本目の4回転トウループで転倒するなど動きに精彩を欠き4位と出遅れ。22日のフリーでは、伝家の宝刀4Aを組み込み巻き返しを期す。

 熱戦の火蓋が切られた一方、ロシア国内では22~23日に「グランプリ」ステージの第1戦がモスクワを皮切りにソチ、カザンなど6大会で開催される。ロシア、ベラルーシ選手は国際スケート連盟(ISU)から国際大会からの除外措置を今季も継続されており、今シーズンは先述したロシア各地で行なわれるシリーズ大会を主戦場として戦う。
 
 ロシアスポーツメディア「sports.ru」は21日に第1戦モスクワ大会に出場する女子シングルの滑走順を掲載。エントリー選手の中には、北京オリンピックでドーピング疑惑の渦中にあったカミラ・ワリエワ(16)が11番滑走で出場する。

 ワリエワは22日、自身の公式インスタグラムに会場のメガスポルトで練習する動画を2本投稿。陸上トレーニングやジャンプ練習を重ねる氷上練習の他に、両手を挙げて4回転トウループを練習する動画をあげた。写真も数枚投稿されており、表情は柔らかい。これを見たファンからは「あなたが再び輝くことを期待しています。カミラは私たちの太陽です」「カミラは、歴史上最高のフィギュアスケーターだ」とワリエワを後押しする声が寄せられている。

 今大会にはワリエワと同じチームメイトで、去年のロシアジュニア選手権優勝のソフィア・アカチエワ(15)が8番滑走で出場する。エテリ・トゥトベリーゼコーチから寵愛を受ける神童との同門対決に、注目が集まっている。

 女子ショートは現地時間15時(日本時間21時)から始まり、ロシア「チャンネル1」でも生放送される。ハイレベルな人材が揃うロシア国内でも、氷上バトルシリーズの幕が開く。

構成●THE DIGEST編集部

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