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モータースポーツ

13戦ぶり入賞の米国GP、角田裕毅への各国メディアの採点&評価は!?「切望されていた力強いショー」「堅実で良い週末」

THE DIGEST編集部

2022.10.26

13戦ぶりの入賞を飾った角田(22番)。9位でチームに2ポイントをもたらした。(C) Getty Images

13戦ぶりの入賞を飾った角田(22番)。9位でチームに2ポイントをもたらした。(C) Getty Images

 F1第19戦のアメリカ・グランプリ、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが今季13勝目を挙げてコンストラクターズチャンピオンを決定し、10月22日に亡くなった共同創業者ディートリヒ・マテシッツにタイトルを捧げたが、姉妹チームのアルファタウリでは、角田裕毅がこの弔いレースで13戦ぶりの入賞を飾った。

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 予選はアンダーステアに苦しんで15番手に終わり、ギアボックス交換で19番グリッドからのスタートとなった決勝、角田はファーストラップで4つ順位を上げる好スタートを切り、その後も好パフォーマンスを披露。途中、チームメイトのピエール・ガスリーに迫り、ペースで上回っているにもかかわらず、彼の背後で多く時間を費やしてしまったが、終盤にジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)を抜き、トップ10でレースを終えた。

 さらに、後にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が30秒のタイムペナルティーを受けて15位に落ちたことで、角田は繰り上げで昨季の同GPと同じ9位となり、チームに2ポイントを持ち帰った。前述のガスリーの“トレイン”がなければ、あとどれだけ多くのポイントを獲得できたか? という疑問や悔いは少なからず残るものの、結果を残したという点で、彼にとっては非常にポジティブな週末となった。

 海外の専門メディアも軒並み高評価を下しており、いずれも10点満点の採点では及第点を超える「7」以上を与えている。英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』の採点も「7」で、寸評では以下のように、角田のレースウィークエンドを好意的に振り返っている。

「日本人ドライバーは予選でアンダーステアに苦しみ、Q2でガスリーよりもわずかに速い13番手のタイムを記録したが、トラックリミットで2つグリッド順位を落とした。決勝では、12戦続いた“干ばつ”を終わらせた。早々に順位を上げ、2度目のピットイン後は猛チャージを仕掛け、トップ10入りするためにアルボン相手に重要な追い抜きを見せた。この週末は、まさに彼が必要としていたものであり、堅実で良い週末となった」

 同じく英国のF1専門サイト『planetf1』は、「ギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティーで、最後尾からのスタートとなったが、そこから見事に複数ポイントを獲得してみせた。日本人ドライバーが、切望されていた力強いショーを展開し、5月のスペインGPの後から続いていた長いノーポイントの期間を終わらせた」と称賛し、こちらの採点はさらに高い「8」となった。
 
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