新日本プロレスは『バトル・オータム ’22』第9戦、10.26東京・後楽園ホール大会を開催したが、ここで事件が起きた。

　セミファイナルのNJPW WORLD認定TV王座トーナメント1回戦、矢野通とグレート-O-カーンのシングルマッチが実現。試合は序盤、矢野がオーカーンの辮髪をテーピングに固定しリングアウト勝ちを狙うも、ギデオン・グレイが阻止。怒ったオーカーンは矢野を追い込み、いきなりエリミネーターを狙うが、ここで場内が突如暗転。そして明かりがつくと、なんとリングサイドにグレート・ムタが降臨した。

　ムタはオーカーンに毒霧を浴びせると、すかさず矢野が丸め込み3カウント。試合後、矢野は警戒しつつも、ムタと握手をかわした。ムタは“古巣”新日本参戦を予告していたが、このような登場に場内はしばらくザワつきが止まらなかった。
  　バックステージでムタは英語で「ファ〇キン・オーカーン！ファ〇キン・オーカーン」と連呼。矢野が「カモーン！」と言うと、再び英語で「有明コロシアムで殺ってやる！次、有明コロシアム、コイツ（矢野が）俺のパートナーだ！オカダも俺のパートナーだ！オーカーンに“闇”を見せてやる！」と矢野とのタッグでオーカーンと対戦すると宣言した。

　矢野は「オーケイ。オーケイ」と嬉しそうに反応するとムタは「殺してやる！俺は腹が減ってんだ！」と抹殺を予告。矢野は「OK！OK！いま聞いた通りだ、オイ！オーカーン、よく聞け！テメエなんかな、グレート・ムタのパートナー？ふさわしくねーんだよ、オマエ！同じグレートでもな、グレードが違うんだよバカヤロー、オイ！グレードに見合ったパートナーをオレがな、用意したんだよ！それにな、魔界からムタがこう来た、それにオカダ・カズチカだ、オイ！グレート・ムタ、オカダ・カズチカ、矢野通組、有明アリーナだな、オイ！」と一気にまくし立て、新日本とスターダムの合同興行『Historic X-over～新日本プロレス×STARDOM合同興行～』11.20東京・有明アリーナ大会でのトリオ結成を示唆した。