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【マイルCS】鞍上大絶賛!偉大な父から受け継いだセリフォスの潜在能力!白いアイドルホースはマイルなら互角以上に戦える

三好達彦

2022.11.22

マイルCSを制した10番セリフォス(中)。父ダイワメジャーとGⅠ父仔制覇となった。白毛の人気馬ソダシ(左)は3着だった。写真:産経新聞社

マイルCSを制した10番セリフォス(中)。父ダイワメジャーとGⅠ父仔制覇となった。白毛の人気馬ソダシ(左)は3着だった。写真:産経新聞社

 11月20日、マイルチャンピオンシップ(GⅠ、阪神・芝1600m)が行なわれ、単勝6番人気のセリフォス(牡3歳/栗東・中内田充正厩舎)が大外から豪快に差し切って優勝。自身初のGⅠタイトルを手に入れた。2着には8番人気のダノンザキッド(牡4歳/栗東・安田隆行厩舎)、3着には2番人気のソダシ(牝4歳/栗東・須貝尚介厩舎)が入り、3連単は14万2650円という波乱になった。

 マイル戦線の主力がほとんど顔を揃えた大一番。日曜の天気予報で降雨があることは伝えられていたが、どの程度降り、どこまで馬場が悪化するのかに多くのファンやマスメディアが気を揉んだ。結果、雨はレースが始まる前の早朝に降り、馬場状態は「稍重」でスタート。その後、第8レースからは「良」に回復したが、やや時計がかかるコンディションとなった。

 そしてさらに予想を難しくしたのは、芝がかなり傷んできた内ラチ沿いでもなかなか、”止まらない”ということ。たとえば第10レースの再度山特別(2勝クラス、芝1800m)では、ライアン・ムーア騎手が乗ったフィデル(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)が直線でインを突いて差し切り勝ちを収めるなど、”馬場読み”は困難を極めた。
 
 そうした天気の影響があってか、上位人気の単勝オッズもレース直前まで上下を繰り返した。前日までは、もはやアイドルと言っていいほどの存在となった白毛のソダシが1番人気をキープしていたが、締め切り時点では昨年のNHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)覇者のシュネルマイスター(牡4歳/美浦・手塚貴久厩舎)が逆転した。

 同馬は、昨年6月の安田記念(GⅠ、東京・芝1600m)で3着、11月の本レースでも2着。そして今年の安田記念2着と、マイル戦線は絶好の舞台。そして3番人気には、19年の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ、阪神・芝1600m)の勝ち馬で、前走の毎日王冠(GⅡ、東京・芝1800m)を快勝したサリオス(牡5歳/美浦・堀宣行厩舎)が推されてレースを迎えた。
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