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格闘技・プロレス

日本人初の“2階級統一王者”を狙う井岡一翔に米メディアも熱視線!「イオカは権力に立ち向かうことを恐れない」

THE DIGEST編集部

2022.12.21

11度目の大晦日決戦に挑む井岡。日本人初となる快挙へ期待がかかる。(C)Getty Images

11度目の大晦日決戦に挑む井岡。日本人初となる快挙へ期待がかかる。(C)Getty Images

 大晦日を彩る男への期待が高まっている。

 来る12月31日、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)と、WBA同級王者のジョシュア・フランコ(米国)による2団体王座統一戦が大田区総合体育館で行なわれる。今年で実に11度目となる大晦日のリングに立つ井岡のファイトは、もはや風物詩とも言えるだろう。
【画像】夜景をバックにパシャリ!井岡一翔のラスベガスでのオフショットをチェック

 今回のフランコ戦は2本のベルトが賭けられる一戦であり、勝利すれば日本人では初めて2階級での王座統一を果たす。昨年は新型コロナウイルスのオミクロン株急拡大により対戦相手が入国出来ず、予定されていた統一戦が行なわれなかったため、今年は日本のファンはもちろん、海外のメディアからも例年以上に高い関心が寄せられているようだ。

 そんななか、現地時間12月19日に米サイト『BOXINGSCENE』は、大晦日決戦を控えた井岡の特集記事を配信。「ここ10年で最も安定した人気を誇り、日本が誇るファイターの一人」と33歳を評したうえで、こう紹介している。

 まず、同メディアは、「あまり連続性が無いボクシングカレンダーの中で、多くのファンはニューイヤーイブにカズト・イオカの試合をマークすることが出来るようになった」とし、「今年も同様で、WBOスーパーフライ級王者のイオカは、WBAタイトル保持者のジョシュア・フランコとの115ポンド統一戦で、2022年のボクシングカレンダーを締めくくることになる」と強調。偉業達成への見込みを記した。

「ナオヤ・イノウエが日本人初の4団体統一を達成してから間もなく、イオカはさらなる歴史を作るチャンスに恵まれている。すでに4階級で世界タイトルを獲得した日本初のファイターであるイオカは、2階級で日本初の統一世界チャンピオンとなる可能性がある」
 
 さらに同メディアは「イオカは、ある種のアウトローのような存在だ。国内では絶大な人気を誇りながら、時にその影に隠れてしまう話題の選手たちを声高にうらやむことはない」と印象を列挙。そのうえで「日本ボクシング界のリーダーとしての誇りを持ちながら、権力に立ち向かうことを恐れず、必要だと思うときには自ら身を引くことも辞さない。日本ボクシング界で最も信頼される選手だ」と指摘している。

 大一番に挑む日本人王者に対し、米メディアからの極めて高い評価が伝わる今回のトピック。慣れ親しんだ大田区総合体育館のリングで、偉業を成し遂げ1年を締めくくることを多くのファンも望んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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