世界ボクシング機構(WBO)は12月20日、最新世界ランキングを発表し、バンタム級4団体統一を果たした井上尚弥(29=大橋)をスーパー王者に認定したことを発表した。
WBOスーパーは高い実績を残した王者に与えられるタイトルとして知られ、さらに階級変更の際には、新階級での指名挑戦権を得られる。
【動画】強烈な打撃音に米メディア衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック
今後のスーパーバンタム級転向を公言している日本人王者にとって今回のタイトル認定により、早くも新たなベルトに挑む道筋が見えて来たことは間違いない。さらに米メディアでは、世界中のファン待望であるWBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(29=米国)との対戦がより現実的となったとして、WBOの決定を称えている。
ボクシングサイト『BOXINGSCENE』では、WBOによる井上のスーパー王者認定を特集記事の中で伝えながら、井上対フルトン戦実現の可能性を論じている。
同メディアは「世界ボクシング機構のルールと基準を考えれば驚くことではないが、今回のニュースは歓迎すべきものであった」と述べており、その上で「WBOは、ボクシングのベストファイトの一つになるかもしれない窓を開けた」として、ビッグマッチへの期待をそう表現した。
さらに、井上の階級が上がることが前提であるとして「イノウエは最初のベルト戴冠以降、全て4大メジャー団体のタイトルが懸かった試合を行なってきた。スーパーバンタム級ではノンタイトル戦を行ってからタイトルに挑戦する可能性もあるが、すぐにでもベルトを狙いに行く可能性の方が高いと思われる」と今後を展望する。
また「そろそろイノウエには、結果がどうなるか分からないような試合、現代の偉大な選手がより偉大になれるかどうかを見極めるような試合をしてもらいたい」と主張。加えて「フルトンがまだ持っていないのは、ボクシング界全体が立ち止まって期待するような相手である。好敵手は多いが、イノウエのような評判、実績、評価をリングに持ち込む選手はいない」として、両者の対戦を熱望するコメントを並べた。
同メディアは他にも「WBOは素晴らしい対決への窓、道を開いたのだ。2人とも全盛期。勝つか負けるか、どちらかだと思う」と見解を述べている。4団体王座統一というアジア人として初の偉業を成し遂げたばかりの「モンスター」は、新たなステージでもその強さにさらに磨きをかけてゆくはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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同メディアは「世界ボクシング機構のルールと基準を考えれば驚くことではないが、今回のニュースは歓迎すべきものであった」と述べており、その上で「WBOは、ボクシングのベストファイトの一つになるかもしれない窓を開けた」として、ビッグマッチへの期待をそう表現した。
さらに、井上の階級が上がることが前提であるとして「イノウエは最初のベルト戴冠以降、全て4大メジャー団体のタイトルが懸かった試合を行なってきた。スーパーバンタム級ではノンタイトル戦を行ってからタイトルに挑戦する可能性もあるが、すぐにでもベルトを狙いに行く可能性の方が高いと思われる」と今後を展望する。
また「そろそろイノウエには、結果がどうなるか分からないような試合、現代の偉大な選手がより偉大になれるかどうかを見極めるような試合をしてもらいたい」と主張。加えて「フルトンがまだ持っていないのは、ボクシング界全体が立ち止まって期待するような相手である。好敵手は多いが、イノウエのような評判、実績、評価をリングに持ち込む選手はいない」として、両者の対戦を熱望するコメントを並べた。
同メディアは他にも「WBOは素晴らしい対決への窓、道を開いたのだ。2人とも全盛期。勝つか負けるか、どちらかだと思う」と見解を述べている。4団体王座統一というアジア人として初の偉業を成し遂げたばかりの「モンスター」は、新たなステージでもその強さにさらに磨きをかけてゆくはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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