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格闘技・プロレス

井上尚弥、米メディアの“ファイター・オブ・ザ・イヤー”に選出! ドネア戦を「誰もなし得ない形で粉砕してみせた」と絶賛

THE DIGEST編集部

2022.12.24

バトラーを11回TKOで下し、バンタム級4団体統一を達成した井上。階級を上げてさらなる快進撃が見られるか。(C) AP/アフロ

バトラーを11回TKOで下し、バンタム級4団体統一を達成した井上。階級を上げてさらなる快進撃が見られるか。(C) AP/アフロ

 現地時間12月23日、米スポーツ専門サイト『FanSided』のエイブラハム・ゴンザレス氏、ヘクター・フランコ氏は、今年傑出した活躍を見せたボクサーについて特集。「ファイター・オブ・ザ・イヤー」には、バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)、WBAライトヘビー級王者のドミトリー・ビボル(ロシア)が選ばれている。

【動画】ドネアを渾身の左フックで撃破! 井上尚弥のKOシーンをチェック
 今年6月にノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで圧倒すると、12月にはポール・バトラー(英国)を11回TKOで撃破し、日本人、アジア人として初、史上9人目の完全統一を果たした井上。次はスーパーバンタム級への転向も視野に入れており、各階級で猛者たちがひしめき合う現在のボクシング界でも、その存在感は決して小さくない。

 今回、記事内で井上に太鼓判を押しているのは、「ビボルよりもう少し目立っていたのは、イノウエだ」と記すゴンザレス氏。まず、ドネアとの再戦について、「他の選手が誰もなし得ない形で粉砕してみせた」と振り返ると、先日のバトラー戦にも触れ、「来年からスーパーバンタム級でどんな戦いを見せてくれるのか、世界が期待している」と今後に向けて綴った。

 一方、ビボルを「ファイター・オブ・ザ・イヤー」として推すフランコ氏は、「彼らがリングへ上がるとき、我々が求めるのは、エリート級のファイターを相手にすることだ」と言及。5月にサウル・アルバレス、11月にヒルベルト・ラミレス(ともにメキシコ)を破った活躍を踏まえ、「ビボルは誰よりも2022年にその地位を高めた」と強調していている。

 2022年も熱いファイトが数多く見られたボクシング界だが、果たして来年はどのようなファイトが見られるだろうか。井上のスーパーバンタム級挑戦を含め、大いに楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部
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