全日本選手権(12月22~25日)で、鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大学)が復活の第一歩を踏み出した。
昨シーズンは北京五輪、世界選手権ともに銀メダルと躍進を遂げた19歳だが、オフの7月に左足首の負傷。回復が遅れ、ジャパンオープン、そしてグランプリ(GP)シリーズを欠場。国内頂上決戦の今大会がシーズン初戦となったのだ。
約9か月ぶりの実戦は、本来の力とかけ離れたものだった。12月25日のフリースケーティング(FS)では、冒頭の4回転サルコーで転倒。続く4回転サルコーも着氷が乱れる、“らしくない”演技。それでも、その後の3回転ループ、トリプルアクセル+ダブルアクセル、トリプルアクセル、3回転ルッツからの3連続ジャンプなどはまとめた。
またスピードに乗った華麗なステップを披露するなど銀メダリストとしての意地は見せた鍵山だが、FSは156.44点と得点は伸びず、合計237.83点で8位とした。
演技後は両手で顔を覆い悔しさを滲ませた彼は、「4分間目一杯滑る事ができました。満足できる演技ではなかったので悔しさはあります。4回転2本入れる難しさを改めて感じました」と口にしたと日本スケート連盟のTwitterが紹介している。
そして一夜明けた26日、鍵山は自身のTwitterで「全日本選手権、たくさんの応援ありがとうございました。久しぶりの試合でたくさんの拍手やバナーが見えてとても嬉しかったです」と感謝したうえで、こう意気込みを綴った。
「今後はしっかりと怪我を完治させて万全な状態で今までよりもっと進化していけるように頑張ります」
来年3月に開催される世界選手権の代表を逃した鍵山。ファンの応援を力に変え、完全復活を遂げたときには、持ち前の膝、足首を柔らかく使った美しいパフォーマンスを見せてほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
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昨シーズンは北京五輪、世界選手権ともに銀メダルと躍進を遂げた19歳だが、オフの7月に左足首の負傷。回復が遅れ、ジャパンオープン、そしてグランプリ(GP)シリーズを欠場。国内頂上決戦の今大会がシーズン初戦となったのだ。
約9か月ぶりの実戦は、本来の力とかけ離れたものだった。12月25日のフリースケーティング(FS)では、冒頭の4回転サルコーで転倒。続く4回転サルコーも着氷が乱れる、“らしくない”演技。それでも、その後の3回転ループ、トリプルアクセル+ダブルアクセル、トリプルアクセル、3回転ルッツからの3連続ジャンプなどはまとめた。
またスピードに乗った華麗なステップを披露するなど銀メダリストとしての意地は見せた鍵山だが、FSは156.44点と得点は伸びず、合計237.83点で8位とした。
演技後は両手で顔を覆い悔しさを滲ませた彼は、「4分間目一杯滑る事ができました。満足できる演技ではなかったので悔しさはあります。4回転2本入れる難しさを改めて感じました」と口にしたと日本スケート連盟のTwitterが紹介している。
そして一夜明けた26日、鍵山は自身のTwitterで「全日本選手権、たくさんの応援ありがとうございました。久しぶりの試合でたくさんの拍手やバナーが見えてとても嬉しかったです」と感謝したうえで、こう意気込みを綴った。
「今後はしっかりと怪我を完治させて万全な状態で今までよりもっと進化していけるように頑張ります」
来年3月に開催される世界選手権の代表を逃した鍵山。ファンの応援を力に変え、完全復活を遂げたときには、持ち前の膝、足首を柔らかく使った美しいパフォーマンスを見せてほしいものだ。
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