現地時間12月29日、バレーボールのイタリアリーグセリエAで2022-23シーズン・コッパイタリア準々決勝が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがルーベ・チヴィタノーヴァと敵地で対戦。セットカウント3-1(18-25、25-21、25-18、25-21)で逆転勝利を収め、昨年に続き4強入りを果たした。
【動画】「どうやって打つんだ?」現地解説も興奮! 石川が大活躍を見せたルーベ戦をチェック レギュラーシーズン前半終了時の上位8チームが集結する舞台、コッパイタリアへミラノは7位で出場資格を獲得。2位チヴィタノーヴァはミラノが昨シーズンにクラブ史上初のベスト4入りを達成した際の相手だ。リーグ戦で黒星が続きやや元気のないミラノに対し、チヴィタノーヴァは欧州大会を合わせ8連勝中と好調。ホームで行われた今月初めの前半10節で敗戦を強いられたミラノは、強豪との再戦を好結果で終え、不振から抜け出したいところ。その思いを託して石川を先発起用した。
第1セットは開始直後からサーブとアタックのミスに被ブロックが追い打ちをかけ、いきなり5点のリードを許す。さらにレセプションが乱れて最大8点までビハインドが広がる。リーグ戦での嫌なパターンが見え隠れするなか、誰よりも鬼気迫る表情でプレーしていたのは石川だ。いつにも増してキレが際立つアタックを相手コートに沈め、終盤にはセットポイントを2度にわたり阻止するなど孤軍奮闘。序盤の大量失点でリズムを失ったこのセットは大差で献上したが、日本代表キャプテンの気迫がチームを奮い立たせることになる。
サイドアウトが続いた第2セット序盤、石川は相手のコンビミスが出るとすかさずバックアタックでリードを奪い、中盤にエース1本を含むサーブで連続ブレークを引き出す。終盤に放ったレフト攻撃がアウトになるが、続くプレーで完璧なレセプションを連発。それに応えてオポジット(OP)のフランス代表ジャン・パトリーが得点を重ね、試合を振り出しに戻した。
サーブが安定し始めた第3セットは、順調にブレークを重ねる。石川はネット前中央に後方から高く上がった難しい2段トスを鋭い角度へ叩き込み、豪快な打球をブロックの上からお見舞いするなど、このセットでも躍動。ミドルブロッカーの主将マッテオ・ピアノ(イタリア)も要所でブロックポイントを重ね、リードを最大8点まで広げる。終盤に相手の2連続エースで足踏みするが、4度目のセットポイントをものにして準決勝進出へ王手をかけた。
迎えた第4セットは、序盤のラリーを取りこぼし1点を追う展開でスタートする。相手のサーブミスとセッターのパオロ・ポッロ(イタリア)のブロックで好機が訪れると、一気に流れを引き寄せたのは石川だった。ブロックアウトによる得点に続き、東京五輪のイタリア代表主将OPイヴァン・ザイツェフを見事にシャットアウト。そして、終盤に怒涛の"イシカワ"ショーが開幕する。レフトからコート奥へクロスを沈めた後、ブロック3枚の指先を狙ってマッチポイントを奪い、最後はライトからブロック内側を抜く渾身の高速逆弾が炸裂。昨年と同じ相手を同じセットカウント3-1で退けてミラノにファイナル4への切符をもたらした。
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第1セットは開始直後からサーブとアタックのミスに被ブロックが追い打ちをかけ、いきなり5点のリードを許す。さらにレセプションが乱れて最大8点までビハインドが広がる。リーグ戦での嫌なパターンが見え隠れするなか、誰よりも鬼気迫る表情でプレーしていたのは石川だ。いつにも増してキレが際立つアタックを相手コートに沈め、終盤にはセットポイントを2度にわたり阻止するなど孤軍奮闘。序盤の大量失点でリズムを失ったこのセットは大差で献上したが、日本代表キャプテンの気迫がチームを奮い立たせることになる。
サイドアウトが続いた第2セット序盤、石川は相手のコンビミスが出るとすかさずバックアタックでリードを奪い、中盤にエース1本を含むサーブで連続ブレークを引き出す。終盤に放ったレフト攻撃がアウトになるが、続くプレーで完璧なレセプションを連発。それに応えてオポジット(OP)のフランス代表ジャン・パトリーが得点を重ね、試合を振り出しに戻した。
サーブが安定し始めた第3セットは、順調にブレークを重ねる。石川はネット前中央に後方から高く上がった難しい2段トスを鋭い角度へ叩き込み、豪快な打球をブロックの上からお見舞いするなど、このセットでも躍動。ミドルブロッカーの主将マッテオ・ピアノ(イタリア)も要所でブロックポイントを重ね、リードを最大8点まで広げる。終盤に相手の2連続エースで足踏みするが、4度目のセットポイントをものにして準決勝進出へ王手をかけた。
迎えた第4セットは、序盤のラリーを取りこぼし1点を追う展開でスタートする。相手のサーブミスとセッターのパオロ・ポッロ(イタリア)のブロックで好機が訪れると、一気に流れを引き寄せたのは石川だった。ブロックアウトによる得点に続き、東京五輪のイタリア代表主将OPイヴァン・ザイツェフを見事にシャットアウト。そして、終盤に怒涛の"イシカワ"ショーが開幕する。レフトからコート奥へクロスを沈めた後、ブロック3枚の指先を狙ってマッチポイントを奪い、最後はライトからブロック内側を抜く渾身の高速逆弾が炸裂。昨年と同じ相手を同じセットカウント3-1で退けてミラノにファイナル4への切符をもたらした。