「第99回箱根駅伝」の往路は、２日午前８時にスタート。コースは東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの５区間107.5キロで、21チームにより争われた。

　補欠登録された東京国際大のイェゴン・ヴィンセント（４年）は、当日変更で４区（20.9キロ）に登場。吉田祐也（元青山学院大）が打ち立てた区間記録を30秒塗り替える１時間０分０秒の激走を見せた。

　８人抜きをやってのけた“怪物”の走りにファンも驚愕。SNS上では「箱根駅伝」「ごぼう抜き」「ヴィンちゃん」などがトレンド入りしており、「ヴィンセント格が違いすぎる」「史上最強の留学生」「化け物すぎる」「異次元だった」「清々しい走りでした」といった反響が寄せられている。
  　レース後、快心のレースを見せたヴィンセントは「ありがとうございます」と話し、「いい気持ちです。嬉しいです」と率直にコメントした。

　なお、１年時には３区（21.4キロ）で59分25秒、2年時には２区（23.1キロ）で１時間５分49秒をマークし、自身３度目の区間新記録を樹立したヴィンセント。最強留学生が陸上界に与えた影響は大きかったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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