「第99回箱根駅伝」の復路は、1月3日午前8時にスタート。コースは箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの5区間109.6キロで、21チームにより争われ、駒澤大が2年ぶり8度目の総合優勝を果たした。
前回王者の青山学院大は3位で芦ノ湖をスタート。6区の西川魁星(4年)が区間最下位の大失速で4つ順位を下げると、7区の佐藤一世(3年)は区間7位で順天堂大にかわされ8位まで転落。8区の田中悠登(2年)も順位を上げることができず、連覇が絶望的となった。
そんななか、当日変更で9区を任された岸本大紀(4年)がエースの意地を見せた。序盤から勢いよく走りだすと、8キロ過ぎに法政大、早稲田大、創価大、國學院大、順天堂大の5チームで形成する3位グループに追いつき、5人抜きで3位に浮上。快調なペースを保って23.1キロを走り切り、1時間7分27秒で区間賞を獲得した。
だが、前回区間記録を出した同級生の中村唯翔まで12秒及ばなかった。テレビのフラッシュインタビューに応じた岸本は、レース展開をこう振り返っている。
「まず、区間賞を取ることができて、しっかり自分の仕事を果たすことができたと思うが、昨年、同期の中村唯翔が出した記録を超すというのがひとつ目標としてあった。そこを達成できなかったので、今じわじわ悔しい気持ちが込み上げてきている」
「今回(中村が)付き添いに回ってくれて、自分をサポートしてくれて『おまえは区間新出さなきゃダメだぞ』と言われていた。途中までは良い感じだったが、後半バテてしまって…。悔しい結果になったが、精一杯自分の力は出せたと思う」
昨年は怪我に悩まされ、10月の出雲駅伝を欠場した岸本。「本来であれば往路で主要区間を走るのが自分の役目だったが、この半年間うまくいかないことが多くて…。チームにたくさんの迷惑をかけたが、最終的にみんなに応援されて自分の仕事を果たすことができた」とコメントした。
構成●THE DIGEST編集部
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前回王者の青山学院大は3位で芦ノ湖をスタート。6区の西川魁星(4年)が区間最下位の大失速で4つ順位を下げると、7区の佐藤一世(3年)は区間7位で順天堂大にかわされ8位まで転落。8区の田中悠登(2年)も順位を上げることができず、連覇が絶望的となった。
そんななか、当日変更で9区を任された岸本大紀(4年)がエースの意地を見せた。序盤から勢いよく走りだすと、8キロ過ぎに法政大、早稲田大、創価大、國學院大、順天堂大の5チームで形成する3位グループに追いつき、5人抜きで3位に浮上。快調なペースを保って23.1キロを走り切り、1時間7分27秒で区間賞を獲得した。
だが、前回区間記録を出した同級生の中村唯翔まで12秒及ばなかった。テレビのフラッシュインタビューに応じた岸本は、レース展開をこう振り返っている。
「まず、区間賞を取ることができて、しっかり自分の仕事を果たすことができたと思うが、昨年、同期の中村唯翔が出した記録を超すというのがひとつ目標としてあった。そこを達成できなかったので、今じわじわ悔しい気持ちが込み上げてきている」
「今回(中村が)付き添いに回ってくれて、自分をサポートしてくれて『おまえは区間新出さなきゃダメだぞ』と言われていた。途中までは良い感じだったが、後半バテてしまって…。悔しい結果になったが、精一杯自分の力は出せたと思う」
昨年は怪我に悩まされ、10月の出雲駅伝を欠場した岸本。「本来であれば往路で主要区間を走るのが自分の役目だったが、この半年間うまくいかないことが多くて…。チームにたくさんの迷惑をかけたが、最終的にみんなに応援されて自分の仕事を果たすことができた」とコメントした。
構成●THE DIGEST編集部
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