箱根駅伝の名将・駒澤大の大八木弘明監督が、今年度いっぱいで勇退することを発表した。

　１月２、３日の「第99回箱根駅伝」で往路、復路、総合をともに制す完全優勝を果たし、史上５校目となる「大学三大駅伝三冠」の偉業を成し遂げた駒澤大。

　体調不良などで当初予定をしていた選手から補欠を起用するなど万全の体制ではなかったものの、指揮官の采配がピタリとはまり、３日の復路では一度もトップを譲らず、５区間とも区間１桁という強さを見せつけた。

　学生駅伝で27個目となるタイトルを手にした大八木監督。大会後の会見で「今年で監督を退きます。３月で終わりです」と発表したと複数メディアが報じる。「漢だろ！」などの名ゼリフの檄をかけることでも有名な大八木監督の衝撃の発言にファンも動揺を隠せないようだ。
  　同校を率いて29年目の指揮官の勇退にSNSでは「突然の発表にびっくり」「最後に絶対監督勝たせたかったんやね、みんな頑張ったね」「悲しすぎる」「三冠達成して有終の美、カッコ良すぎます！」「まだ頭も心も整理がつかず」「もうあの檄聞けないの寂しい」「このタイミングでの退任っていう決断が漢すぎる」などとコメントが寄せられている。

　後任には現コーチの藤田敦史氏が就任するという。平成に続き、再び常勝軍団を築くための足場が固められた駒澤大。来季以降の活躍に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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