55歳の名将は、悔しさを胸に早くも来年の記念大会でリベンジを誓っている。
1月2日、3日に行なわれた第99回箱根駅伝は駒澤大学が10時間47分11秒で2年ぶり8度目の総合優勝を飾り、史上5校目の学生駅伝三冠を達成。連覇を狙った青山学院大学は10時間54分25秒の総合3位に終わった。
【画像】「箱根のかりは箱根でしか返せませんからね!」青学大・原晋監督の決意はこちら
選手層の厚さでは他校の追随を許さない青学大の原晋監督にとって、今大会は誤算続きの連続だった。山登りの5区を予定していた若林宏樹(2年)が体調不良により急遽欠場するアクシデント。6区を走る予定だった脇田幸太朗(4年)を5区に配置転換せざるを得ない状況に。その結果、山下りの6区は補欠だった西川魁星(4年)が務めたが、1時間3分23秒の区間20位と苦戦してしまう。
復路で大逆転を狙うレースプランだったが、トップを走る駒澤大との差はどんどん広がり、流れを引き戻せないまま、8区終わりで順位を8位まで落としてしまい、シード権が与えられる10位以内も危うくなる場面もあった。
しかし、当日変更で9区を託されたエース岸本大紀(4年)が8キロ過ぎに法政大、早稲田大、創価大、國學院大、順天堂大の5チームで形成する3位グループを捉えると、一気に5人抜きの快走。チームを3位に引き上げる健闘を見せ、区間賞(1時間7分27秒)を獲得したところまでが見せ場だった。
前回王者の底力を発揮したものの「当初予定していた山がハマらなかった。補欠も期待していましたが、きちっと仕上げなければいけなかった。私の責任です」と原監督は敗因を自らの責任だと言及した。
55歳は続けて、「もはや青山学院は3番で終わるチームではないと、喜べるチームではないと。私もそうですし、学生たちもそう思っておりますので、この結果を真摯に受け止めて、また来年リベンジできるよう気持ちを入れ替えていきたいです」と語った。
その言葉通り、原監督は1月5日に自身のツイッターを更新。辛酸を嘗めた箱根の山を投稿し「今年の本格的始動は悔しい場所から!箱根のかりは箱根でしか返せませんからね!」と改めて来年のリベンジを誓い、決意を綴っている。
来年の箱根駅伝は100回目を迎える記念大会で、全国の大学に門戸が開放される。今年秋に開催される予選会の参加資格が従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から、「日本学生陸上競技連合男子登録者」に変更。予選会を勝ち抜けば、2024年1月2日、3日の本戦で夢の舞台に立てる。
絶対王者の駒澤大はもちろん、22年ぶりのトップ3に食い込んだ中央大をはじめ全国の強豪校を相手に、55歳の名将は早くも来年の覇権奪還に燃えている。
構成●THE DIGEST編集部
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復路で大逆転を狙うレースプランだったが、トップを走る駒澤大との差はどんどん広がり、流れを引き戻せないまま、8区終わりで順位を8位まで落としてしまい、シード権が与えられる10位以内も危うくなる場面もあった。
しかし、当日変更で9区を託されたエース岸本大紀(4年)が8キロ過ぎに法政大、早稲田大、創価大、國學院大、順天堂大の5チームで形成する3位グループを捉えると、一気に5人抜きの快走。チームを3位に引き上げる健闘を見せ、区間賞(1時間7分27秒)を獲得したところまでが見せ場だった。
前回王者の底力を発揮したものの「当初予定していた山がハマらなかった。補欠も期待していましたが、きちっと仕上げなければいけなかった。私の責任です」と原監督は敗因を自らの責任だと言及した。
55歳は続けて、「もはや青山学院は3番で終わるチームではないと、喜べるチームではないと。私もそうですし、学生たちもそう思っておりますので、この結果を真摯に受け止めて、また来年リベンジできるよう気持ちを入れ替えていきたいです」と語った。
その言葉通り、原監督は1月5日に自身のツイッターを更新。辛酸を嘗めた箱根の山を投稿し「今年の本格的始動は悔しい場所から!箱根のかりは箱根でしか返せませんからね!」と改めて来年のリベンジを誓い、決意を綴っている。
来年の箱根駅伝は100回目を迎える記念大会で、全国の大学に門戸が開放される。今年秋に開催される予選会の参加資格が従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から、「日本学生陸上競技連合男子登録者」に変更。予選会を勝ち抜けば、2024年1月2日、3日の本戦で夢の舞台に立てる。
絶対王者の駒澤大はもちろん、22年ぶりのトップ3に食い込んだ中央大をはじめ全国の強豪校を相手に、55歳の名将は早くも来年の覇権奪還に燃えている。
構成●THE DIGEST編集部
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