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2023年のF1はどうなる? 専門サイトが「23の見所」を選定!「気さくな日本人は勝負の時」と角田裕毅にも言及

THE DIGEST編集部

2023.01.12

アルファタウリで3年目を迎える角田。不本意な成績に終わった昨季の雪辱を果たせるか。(C) Getty Images

アルファタウリで3年目を迎える角田。不本意な成績に終わった昨季の雪辱を果たせるか。(C) Getty Images

 2023年のF1は3月第一週の週末にバーレーンで開幕し、史上最多の24レースで争われることとなる。

 10チーム20人のドライバーによる熾烈な戦いには、様々な興味が秘められているが、米国の自動車専門メディア『Autoweek』は「2023年のF1シーズンに向けての23の重要な疑問」と題した記事で、今季の世界最高レースの見どころを以下のように挙げている。

 【動画】2022年シーズン最終戦を飾ったのはフェルスタッペン! 2位争いも最後まで白熱
 最初は「マックス・フェルスタッペンを止める者はいるか?」ということで、グランプリの年間王者が誰になるかはやはり最大の興味だろう。昨季は圧倒的な強さで2連覇を飾ったレッドブルのオランダ人ドライバーが覇権を防衛し続けるのか、あるいは他の誰かの反撃を許すのか。

 同メディアは、「堅実に進化してきたレッドブルの新シーズンの車『RB19』が速くなかったらショックだ」として、今回も王者候補の筆頭に挙げる。なお、3連覇を遂げた場合、ファン・マヌエル・ファンジオ、ミハエル・シューマッハー、セバスティアン・ヴェッテル、そしてルイス・ハミルトンに続く偉業となるが、果たして!?

 2番目は、「レッドブル打倒を狙うフェラーリがフランス人のフレデリック・ヴァスールを新たなチームプリンシパルに迎えたことで、いかなる効果を得るのか?」。昨季は最速の車を擁しながらも、信頼性の不安とレース運びの拙さなどでライバルの独走を許したイタリアの名門チームに対し、アルファロメオでの6年間を過ごし、別カテゴリーでも経験を積んだ彼が「何を変えるか?」に同メディアは興味を示している。

 3番目は「メルセデスが優勝争いに復帰するか?」だ。昨季は新レギュレーションの下でポーパシングの影響を最も受けたチームのひとつで、完全に出遅れ、7度の世界王者ハミルトンはキャリアにおいて初めて勝利&ポールポジションなしに終わり、チームとしてもジョージ・ラッセルの1勝止まりだった。昨季の開発の遅れが、今季の「W14」にいかなる影響を与えるのかが気になるところだ。

 4番目は「『トップ・オブ・ザ・レスト』がトップとのギャップがどれだけ埋められるか?」。つまり、レッドブル、フェラーリ、メルセデス以外のチームの躍進の有無である。ちなみに昨季、「ビッグ3」以外で表彰台に上がったのは、マクラーレンのランド・ノリスだけだった。

 5番目は「最速のフランス人ドライバーは?」。これは、エステバン・オコンとピエール・ガスリーというフレンチ体制となったアルピーヌに対する興味でもある。旧知の間柄でありながら、キャリアを積む中で確執が生まれた2人のドライバーのライバル関係は、チームメイト同士となったことで再燃することが予想され、火花を散らすような戦いがあらゆるところで見られるかもしれない。
 
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