規格外のパワーを、文字通り身をもって体感したからこそ、誰よりも偉才の凄みを語れる。
現地1月13日、米メディア『ITR Boxing』のポッドキャスト番組に出演したWBC世界フェザー級17位のアダム・ロペス(米国)は、昨年9月に実施されたロサンゼルスでの合宿でスパーリングパートナーを務めた井上尚弥(大橋)のポテンシャルの高さを絶賛した。
日本が世界に誇る“モンスター”はやはり図抜けている。昨年12月にWBO世界バンタム級王者だったポール・バトラー(英国)に11回KO勝ちでアジア人初となる4団体王座統一を達成した井上。世界的に見ても史上9人目の快挙を成した拳が秘める破壊力は、やはり異次元だ。
当時バンタム級にいた井上とは2階級差がありながらスパーリング相手を買って出たというロペスは、「間違いなく質が高かった」と回顧。そして、実際に拳を交わして感じた日本の怪物戦士の凄みを漏らした。
「イノウエは単純に殴り倒すだけのようなタイプの選手ではない。しっかりとした武器があって、角度も作れる。そのうえで相手を引き出すような罠も仕掛けられる。パッと見では、僕なんかよりも(体格は)小さいかもしれないけど、凄まじい爆発力があるんだよ」
ノニト・ドネア(フィリピン)を粉砕した昨年6月には、米老舗専門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンドの1位に日本人で初めて選ばれた井上。まさに「世界最高」のファイターと言える彼だが、ロペスはその要因についても持論を展開している。
「イノウエはマニー・パッキャオと同じクラスのふくらはぎの持ち主なんだ。とにかく脚が太いのさ。だからあれだけの爆発力がありながら、正確なパンチが打ち込める。世界クラスの色んな選手がいるパウンド・フォー・パウンドに名を連ねるのには理由があるんだ」
2階級上の実力者に「凄まじい」と言わしめる井上。その事実もまた、ボクシング界における彼の圧倒的存在感を物語っていると言えよう。
構成●THE DIGEST編集部
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日本が世界に誇る“モンスター”はやはり図抜けている。昨年12月にWBO世界バンタム級王者だったポール・バトラー(英国)に11回KO勝ちでアジア人初となる4団体王座統一を達成した井上。世界的に見ても史上9人目の快挙を成した拳が秘める破壊力は、やはり異次元だ。
当時バンタム級にいた井上とは2階級差がありながらスパーリング相手を買って出たというロペスは、「間違いなく質が高かった」と回顧。そして、実際に拳を交わして感じた日本の怪物戦士の凄みを漏らした。
「イノウエは単純に殴り倒すだけのようなタイプの選手ではない。しっかりとした武器があって、角度も作れる。そのうえで相手を引き出すような罠も仕掛けられる。パッと見では、僕なんかよりも(体格は)小さいかもしれないけど、凄まじい爆発力があるんだよ」
ノニト・ドネア(フィリピン)を粉砕した昨年6月には、米老舗専門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンドの1位に日本人で初めて選ばれた井上。まさに「世界最高」のファイターと言える彼だが、ロペスはその要因についても持論を展開している。
「イノウエはマニー・パッキャオと同じクラスのふくらはぎの持ち主なんだ。とにかく脚が太いのさ。だからあれだけの爆発力がありながら、正確なパンチが打ち込める。世界クラスの色んな選手がいるパウンド・フォー・パウンドに名を連ねるのには理由があるんだ」
2階級上の実力者に「凄まじい」と言わしめる井上。その事実もまた、ボクシング界における彼の圧倒的存在感を物語っていると言えよう。
構成●THE DIGEST編集部
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