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バレーボール

「ユウキの一人舞台!」ミラノ石川祐希、今季2度目のMVPの大活躍で現地絶賛! 元伊代表の解説者は「モンスターブロック!」と大絶叫!

THE DIGEST編集部

2023.01.17

モデナ戦でMVPの活躍を見せた石川。(C) Lega Pallavolo Serie A

モデナ戦でMVPの活躍を見せた石川。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間1月15日、バレーボールのイタリアリーグ・セリエAで2022-23シーズン後半第4節が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがヴァルサグループ・モデナとホームで対戦。セットカウント3-1(23-25、30-28、25-18、25-21)で勝利を収め。際立った活躍を見せた石川がMVP(マン・オブ・ザ・マッチ)を獲得した。

【動画】石川祐希が20得点を挙げる圧巻のパフォーマンス! 2位モデナを撃破
 12月にスタートした後半戦でいきなり2連敗を喫したミラノだったが、年末に行なわれたコッパ・イタリアでは、チヴィタノーヴを退け2年連続の4強入りを達成。その勢いのまま、2023年初戦の前節を白星で飾り、2位モデナとの大一番を迎えた。石川にとっては、2014-15シーズンに世界最高峰リーグの迫力を初めて体感した古巣。10月の対戦では、足首負傷から完全復帰を目指すなか途中出場で2セットダウンからの逆転勝利に大きく貢献した。3連勝中で波に乗る強豪との激戦へ、直近のシエナ戦でリーグ“ベスト6”に選出された石川を先発で起用した。

 試合は、第1セット開始直後に3連続ブレークを許したミラノが、度々訪れた巻き返しのチャンスをサーブミスなどで逃してしまう。終盤に差し掛かり2枚替えで投入した18歳のセッター、フェデリコ・ボナッキ(イタリア)が好守を連発すると、それを石川がブロックアウトで得点に変えて奮闘。最終局面で同点とするも、ラリーを落とした後にオポジット(OP)ジャン・パトリー(フランス)のタッチネットで1セット目を譲り渡した。

 激闘の第2セット、10得点の大暴れでチームを勢いづけたのは石川だった。まずは、ブロックで注目株の200 cmアウトサイドヒッター、21歳のトマッソ・リナルディ(イタリア)を阻止すると、立ちはだかる相手ブロックを弾き飛ばして連続得点。再びブロックで東京五輪の最優秀選手イアルバン・ヌガペド(フランス)の攻撃をシャットアウトした直後に、相手の守備が乱れたところでダイレクトを豪快に叩き込み、またもや連続得点を挙げる。

 シーズン前半の黒星を繰り返すわけにいかないモデナの反撃でエースを許すも、石川の見事なディグから超速バックアタックで間髪をいれず失点を取り返す。セットポイントを奪い合うバトルに突入した終盤には、現地の名物実況マウリツィオ・コラントーニ氏が、「“ユウキ”の一人舞台」と称した圧巻のパフォーマンスを披露。レフトからの鮮やかなアタックで2度にわたりチームを危機から救い、技ありのブロックアウトでセットポイントを引き寄せる。最後は、威力満点のサーブでモデナの守備を翻弄してパトリーのダイレクト弾を演出。デッドヒートを制したミラノが試合を振り出しに戻した。
 
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