急浮上したビッグマッチの噂に、さすがのチャンプも興奮を隠さずにはいられない。
1月19日の深夜にボクシングのバンタム級前世界4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、自身のツイッターを更新。米スポーツ専門局『ESPN』をはじめとする複数の米メディアが伝えた「フルトン戦合意」の一報に反応した。
【動画】強烈な打撃音に米メディア衝撃!井上尚弥のKOシーンをチェック
「色々と噂が飛び交っている。まじでやれるんか!?!? やってやろうじゃねえか!!!」
この胸の内を吐き出したような内容からも本人の興奮度合いが伝わってくる。
もっとも、当人の希望は鼻から大物ではあった。去る1月13日に開いた記者会見でスーパーバンタム級への階級上げを明言した井上は対戦相手の具体名こそ避けていたが、「すぐに世界挑戦できるのならしたい」と意気込んでいた。
そうしたなかで浮上したのが、スーパーバンタム級で2団体(WBC、WBO)統一王座に君臨するスティーブン・フルトン(米国)との対戦だった。現在28歳のハードパンチャーは、現地1月17日に井上がWBO1位にランクされると、当初対戦を予定していた元WBAスーパー&WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア(米国)からターゲットを変更したとされている。
すでに井上との対戦について「合意している」とすっぱ抜いた『ESPN』によれば、両陣営は今年5月と6月に日本開催を計画。全米での生中継も予定されているという。
無論、井上が興奮する大一番の実現には、現地メディアも驚きを隠さない。米ボクシング専門メディア『Bad Left Hook』は「この2人は本当に地球上で最高のボクサーであり、状況が2人の対戦を必要とするとき、共に期待に応えるような熱戦を繰り広げることができるエリート技術者だ」とし、次のようにレポートしている。
「イノウエとフルトンの試合は間違いなく珠玉の対戦になる。このようなマッチアップがあれば、ボクシングに対するくだらない論争や悪評も一気に吹き飛ばし、人々の興味や関心を惹きつけられる。そもそもフルトンのイノウエのホームに行くという計画自体が称賛に値するものだ」
いまだ正式な発表はない。それでも多くの現地メディアを沸かせているのは、両雄の凄みを物語っていると言える。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「本当に最終章じゃないですか」――慎重だった階級上げへの葛藤。井上尚弥が"地位崩壊"のリスクがあっても挑むワケ
【関連記事】なぜ"適正階級"を離れるのか? 井上尚弥が猛者の待つSバンタムに挑む理由「自分の強さを追い求めていきたい」
【関連記事】「イノウエが世界最高とは思わない」"敵なし"の井上尚弥にSバンタム級王者フルトンが挑発!「パワーを奪ったら何が残る?」
1月19日の深夜にボクシングのバンタム級前世界4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、自身のツイッターを更新。米スポーツ専門局『ESPN』をはじめとする複数の米メディアが伝えた「フルトン戦合意」の一報に反応した。
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「色々と噂が飛び交っている。まじでやれるんか!?!? やってやろうじゃねえか!!!」
この胸の内を吐き出したような内容からも本人の興奮度合いが伝わってくる。
もっとも、当人の希望は鼻から大物ではあった。去る1月13日に開いた記者会見でスーパーバンタム級への階級上げを明言した井上は対戦相手の具体名こそ避けていたが、「すぐに世界挑戦できるのならしたい」と意気込んでいた。
そうしたなかで浮上したのが、スーパーバンタム級で2団体(WBC、WBO)統一王座に君臨するスティーブン・フルトン(米国)との対戦だった。現在28歳のハードパンチャーは、現地1月17日に井上がWBO1位にランクされると、当初対戦を予定していた元WBAスーパー&WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア(米国)からターゲットを変更したとされている。
すでに井上との対戦について「合意している」とすっぱ抜いた『ESPN』によれば、両陣営は今年5月と6月に日本開催を計画。全米での生中継も予定されているという。
無論、井上が興奮する大一番の実現には、現地メディアも驚きを隠さない。米ボクシング専門メディア『Bad Left Hook』は「この2人は本当に地球上で最高のボクサーであり、状況が2人の対戦を必要とするとき、共に期待に応えるような熱戦を繰り広げることができるエリート技術者だ」とし、次のようにレポートしている。
「イノウエとフルトンの試合は間違いなく珠玉の対戦になる。このようなマッチアップがあれば、ボクシングに対するくだらない論争や悪評も一気に吹き飛ばし、人々の興味や関心を惹きつけられる。そもそもフルトンのイノウエのホームに行くという計画自体が称賛に値するものだ」
いまだ正式な発表はない。それでも多くの現地メディアを沸かせているのは、両雄の凄みを物語っていると言える。
構成●THE DIGEST編集部
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