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モータースポーツ

角田裕毅をトスト代表が「良い成長を遂げた」と高評価! 一方で「全ての面で進歩が必要」と指摘も

THE DIGEST編集部

2023.02.02

3年目を迎えるアルファタウリの角田。トスト代表はどう評価しているか?C)Getty Images

3年目を迎えるアルファタウリの角田。トスト代表はどう評価しているか?C)Getty Images

 F1での3年目を迎えるアルファタウリの角田裕毅に対する、ここまでの海外メディアからの評価は、「天性の速さを有している」「ドライビングやレースで成長を遂げている」というものから、「一貫性に欠けている」「ミスが多い」など様々である。

 新シーズンに向けては「F1でのキャリアが続くかどうかを決する勝負の時」という見方が多いが、以前から「現在のドライバーがF1に完全にフィットするには3年は必要」という持論を主張してきたアルファタウリのフランツ・トスト代表は、角田の歩みについていかなる印象を持っているのか?

 その疑問について、御大はオランダのF1専門サイト『GPFans』に答え、「彼は非常に、良い成長を遂げた。昨季は常に車のパフォーマンスに左右される状態で、彼にとって簡単なシーズンではなかったが、とりわけ直近の数レースで、彼は大きく改善したと言わざるを得ない。予選での彼は、かなり強かった」と語っている。

 ドライバーの力を測るひとつの基準となるチームメイトとの対戦成績で、デビューイヤーの2021年にはピエール・ガスリーに決勝では5勝16敗、予選では1勝21敗、ポイントでは32点対110点と大きく水を開けられることになった角田だが、昨季は決勝で7勝15敗、予選で9勝13敗、ポイントは12点対23点と、勝ちはしなかったものの、その差を詰めることに成功した。
 
 トスト代表は、そのような角田の2年目の明らかな進歩に感銘を受けただけでなく、日本人ドライバーが目に見えない部分でも進化を遂げたこと、レースウィークに向けてのより成熟したアプローチについても高い評価を下している。

「彼は学んだ。セッション中は落ち着いており、無線での言動についても、(1年目のように)悪い言葉を使ったり、感情的にまくし立てたりするようなことはほとんどなかった。また、メカニカルな部分や、空力面など、技術面での理解も向上しており、レースでのタイヤマネジメントも改善している」
 
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