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「狂っている!」敵エース撃破で決勝進出の伊藤美誠。“ハンデ”を覆す圧勝劇に中国メディアも驚嘆!「イトウは止められない」【卓球】

THE DIGEST編集部

2023.02.12

復調の兆しが見えてきた伊藤。この勢いで頂点を掴みたい。(C)Getty Images

復調の兆しが見えてきた伊藤。この勢いで頂点を掴みたい。(C)Getty Images

 2月11日、ヨルダンでWTTコンテンダーアンマン女子シングルス準決勝が行なわれ、伊藤美誠(スターツ)がソフィア・ポルカノバ(オーストリア)をゲームカウント3-0で撃破。決勝へ駒を進めた。
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 今大会の日本女子では唯一の参戦となった伊藤。ここ最近は、思うような成績を残せておらず、先日開催された全日本選手権の女子シングルスでは、横井咲桜(四天王寺高)に敗れるなど、悔し涙を流していた。

 復調のきっかけを掴みたい22歳は、まず10日に開催された女子シングルス2回戦で台湾の鄭怡静を3-2で撃破。これで勢いに乗ると、続く準決勝では終始主導権を握って、オーストリアのエース相手にわずか20分でストレート勝ち。胸のすくような快勝を収めた。

 日本のエースが見せた圧勝劇に中国のポータルサイト『捜狐』も驚きを隠せない。「なんてことだ! ミマ・イトウは狂っている! 身長150センチのイトウが、身長180センチのポルカノバを相手に3-0で勝利し、決勝進出を果たした」と題した記事を掲載している。

 同メディアは、レポートの冒頭で「イトウは、ポルカノバよりも身長が約30センチ低いが、そんなハンデにも全く動じなかった」と記述。「イトウとポルカノバは、日本とヨーロッパを代表する女子卓球のエースだ。しかし、卓球のレベルは桁違いで、前者が後者よりもはるかに優れている」と評したうえで、こう続けた。
 
「ポルカノバは長身で腕が長く、技術面では力強い攻撃と広範囲の守備を得意としており、イトウとは正反対だ。イトウは凄まじいスイングスピードを持ち味としており、相手に常に驚異を与えている」

 最後に同メディアは、「イトウの勢いは止められないと言えるだろう」と締めくくった。決勝では香港のエース杜凱琹と対戦する。果たして歓喜の涙は見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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