現地時間2月19日、バレーボールのイタリアリーグ・セリエAで2022-23シーズン後半第9節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがイタス・トレンティーノとホームで対戦。セットカウント2-3(25-22、26-24、23-25.24-26、8-15)で2セットアップから悔しい逆転負けを喫した。
【動画】石川祐希のスーパーアタックも及ばず…ミラノはトレンティーノに逆転負け 前節のピアチェンツア戦で勝点を積み上げられなかったミラノは、試合開始の時点でプレーオフ出場枠の最後の一席となる8位。強豪の一角である3位トレンティーノから、昨年11月末に行なわれたシーズン前半に続く連勝を奪うべく、この戦いに挑んだ。6日後に行なわれるコッパ・イタリア準々決勝のカードでもある両者の対戦とあって、会場のミラノ本拠地、『アリアンツ・クラウド』は満員。およそ5,000席のチケットが完売となった。
プレーオフ出場を確実にするために勝点奪取が絶対の戦いへ、石川は先発メンバーとして出場した。
第1セットはアタックミスと相手のエースなどで序盤に最大5点のビハインドを負ったミラノだったが、中盤から巻き開始に転じる。途中出場したミドルブロッカー(MB)主将マッテオ・ピアノ(イタリア)のダイレクト弾に続き、石川のブロックが得点ランク3位の大砲マテイ・カジーズキ(ブルガリア)をシャットアウト。チームの持ち味である粘り強い守備も光り逆転に成功すると、石川のブロックアウトでセットポイントを奪い試合を先行した。
拮抗した展開が続いた第2セットも、ミラノらしい堅い守りで相手に連続得点を許さない。石川は、リーグトップの決定数を誇るトレンティーノのブロックの隙を巧みに見極めて要所でサイドアウトを奪う。終盤、一気にギアを上げたミラノは、3連続得点で握ったセットポイントを2度にわたり阻止されデュースに持ち込まれるも、石川がサーブで相手レセプションを乱してMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が押し込み勝利へ王手をかけた。
どちらも譲らず中盤へ突入した第3セット、ミラノは序盤に3得点を挙げていた石川が、カジスキーのサーブで失点に絡むなど、エース2本を含む5連続ブレークを許して劣勢に立たされる。終盤の奮闘で、相手のセットポイントを2度しのいだ後に相手のミスを誘発するも、ビデオ判定でタッチネットが判明し、1セットを奪われた。
再び接戦となった第4セット、石川はダイビングレシーブでボールを繋ぐ好守に加え、難しい2段トスを助走なしで勇猛果敢に叩き込んだ後、ノールック弾をお見舞いするなど多彩な攻撃を披露。さらにレフトからのクロスでマッチポイントを引き寄せこのセットだけで、9得点の活躍を見せる。ところが、勝利に王手をかけたミラノは、前節で勝点を1つも落とさず無敗を続ける首位ペルージャをシーズン初のフルセットへ追い込んだ相手の猛攻に浮き足立ち、3度のチャンスを逃してフルセットへ持ち込まれてしまう。
迎えた最終セットは、1点を奪い合う序盤からコートチェンジを境に形勢一転。ミラノは、またしても、カジスキーのサーブに苦しめられ、リズムを失いミスが続いてしまう。これを見逃さなかったトレンティーノに畳み掛けられ7連続得点を許して逆転で敗戦。勝点は1に留まり2時間越えの激戦は幕を閉じた。
【動画】石川祐希のスーパーアタックも及ばず…ミラノはトレンティーノに逆転負け 前節のピアチェンツア戦で勝点を積み上げられなかったミラノは、試合開始の時点でプレーオフ出場枠の最後の一席となる8位。強豪の一角である3位トレンティーノから、昨年11月末に行なわれたシーズン前半に続く連勝を奪うべく、この戦いに挑んだ。6日後に行なわれるコッパ・イタリア準々決勝のカードでもある両者の対戦とあって、会場のミラノ本拠地、『アリアンツ・クラウド』は満員。およそ5,000席のチケットが完売となった。
プレーオフ出場を確実にするために勝点奪取が絶対の戦いへ、石川は先発メンバーとして出場した。
第1セットはアタックミスと相手のエースなどで序盤に最大5点のビハインドを負ったミラノだったが、中盤から巻き開始に転じる。途中出場したミドルブロッカー(MB)主将マッテオ・ピアノ(イタリア)のダイレクト弾に続き、石川のブロックが得点ランク3位の大砲マテイ・カジーズキ(ブルガリア)をシャットアウト。チームの持ち味である粘り強い守備も光り逆転に成功すると、石川のブロックアウトでセットポイントを奪い試合を先行した。
拮抗した展開が続いた第2セットも、ミラノらしい堅い守りで相手に連続得点を許さない。石川は、リーグトップの決定数を誇るトレンティーノのブロックの隙を巧みに見極めて要所でサイドアウトを奪う。終盤、一気にギアを上げたミラノは、3連続得点で握ったセットポイントを2度にわたり阻止されデュースに持ち込まれるも、石川がサーブで相手レセプションを乱してMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が押し込み勝利へ王手をかけた。
どちらも譲らず中盤へ突入した第3セット、ミラノは序盤に3得点を挙げていた石川が、カジスキーのサーブで失点に絡むなど、エース2本を含む5連続ブレークを許して劣勢に立たされる。終盤の奮闘で、相手のセットポイントを2度しのいだ後に相手のミスを誘発するも、ビデオ判定でタッチネットが判明し、1セットを奪われた。
再び接戦となった第4セット、石川はダイビングレシーブでボールを繋ぐ好守に加え、難しい2段トスを助走なしで勇猛果敢に叩き込んだ後、ノールック弾をお見舞いするなど多彩な攻撃を披露。さらにレフトからのクロスでマッチポイントを引き寄せこのセットだけで、9得点の活躍を見せる。ところが、勝利に王手をかけたミラノは、前節で勝点を1つも落とさず無敗を続ける首位ペルージャをシーズン初のフルセットへ追い込んだ相手の猛攻に浮き足立ち、3度のチャンスを逃してフルセットへ持ち込まれてしまう。
迎えた最終セットは、1点を奪い合う序盤からコートチェンジを境に形勢一転。ミラノは、またしても、カジスキーのサーブに苦しめられ、リズムを失いミスが続いてしまう。これを見逃さなかったトレンティーノに畳み掛けられ7連続得点を許して逆転で敗戦。勝点は1に留まり2時間越えの激戦は幕を閉じた。