３月２日、インドでWTTスターコンテンダーゴア・女子シングルス２回戦が行なわれ、張本美和（木下アカデミー）が石川佳純（全農）をゲームカウント３-２で撃破。３回戦に進出を果たした。
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　フルセットの大接戦だった。序盤から積極的に仕掛けた張本は、第１、第２ゲームをいきなり連取。だが、あとがなくなりギアを入れ直した石川に粘られて、第３、第４ゲームを奪われる。勝負は振り出しに戻るも、最後は張本が強烈なバックハンドを叩き込み、勝利を収めた。

　そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は、「予想を裏切った！14歳のミワ・ハリモトがカスミ・イシカワを破る」と題した記事を掲載。年齢が一回り以上離れた30歳の石川を撃破した張本に驚きを隠せない様子を見せている。

　まず、同メディアは「インドでWTTスターコンテンダーゴアがスタート。3月2日には、30歳になったばかりのカスミ・イシカワと、まだ15歳に達していない新星であるミワ・ハリモトの熱戦が繰り広げられた」と報道。2人の激闘を事細かに伝えるとともに、14歳の卓越した才能を称えた。

　記事では、張本が過去にロンドン五輪銅メダリストの馮天薇（フォン・ティエンウェイ／シンガポール）や東京五輪金メダリストの伊藤美誠を打ち破った経験を持つと紹介。「ハリモトは非常に若いが、彼女の体力はすでに大人を上回っている。背も高く、圧倒的な強さが際立つ」と見解を示した。
  　一方で、同メディアは「まだ精神的に不安定な一面もあり、それがパフォーマンスに影響する場合もある」と張本を分析。とはいえ、日本のエースである石川を破った14歳に対し、「彼女は本当に並大抵ではない！」と舌を巻いた。

　同メディアは「ミワ・ハリモトは、将来我々の重要なライバルになるだろう。警戒しなければいけない！」と記事を締めている。レジェンドだけでなく、卓球王国の中国をも脅かす“天才中学生”の活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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