クラシックレースの第一関門となる皐月賞(GⅠ、中山・芝2000m)が4月16日に行なわれる。
空模様を眺めながら想像を巡らせる、悩ましい週末になった。中山競馬場がある千葉県船橋市の天気予報は、金曜の深夜から降り出し、土曜は1日中の雨。止むのは日曜の未明で、その後は曇りとなっている。
大雑把な予想になるが、日曜は気温もあまり上がらないとすると、馬場状態は「重」か、回復しても「稍重」までと見るのが妥当だろう。ひと昔前には「皐月賞は速い馬が勝つ」と言われたものだが、好天が臨めない今年の一冠目はスピード一辺倒ではなく、道悪の巧拙を含め、かなりのスタミナが要求されるタフな舞台となりそうだ。
そして、リバティアイランドが“一強”の構図をまざまざと示した牝馬戦線とは違い、牡馬戦線はいまだはっきりとした主役が見えてこない。出走可能な“賞金ボーダー”が年々厳しさを増し、重賞ごとに勝ち馬がコロコロと変わる昨今のクラシック戦線の傾向を如実に表している。
では、重賞の勝ち馬から見ていこう。新馬勝ちからいきなりの重賞挑戦で京成杯(GⅢ、中山・芝2000m)を制したソールオリエンス(牡3歳/美浦・手塚貴久厩舎)。デビューから2連勝したのち、ホープフルステークス(GⅠ、中山・芝2000m)の4着を経て、いまやクラシック戦線の“最重要プレップレース”と言われる共同通信杯(GⅢ、東京・芝1800m)で圧勝を遂げたファントムシーフ(牡3歳/栗東・西村真幸厩舎)。
無敗の3連勝で皐月賞トライアルのスプリングステークス(GⅡ、中山・芝1800m)を制覇し、鞍上には新たに田辺裕信騎手を迎えるベラジオオペラ(牡3歳/栗東・上村洋行厩舎)。新馬勝ちのあと、共同通信杯の4着を経て、弥生賞(GⅡ、中山・芝2000m)を圧勝したタスティエーラ(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)。
新馬戦こそ2着に敗れたものの、そこから3連勝で、きさらぎ賞(GⅢ、中京・芝2000m)を制覇。重賞ウィナーの仲間入りを果たしたフリームファクシ(牡3歳/栗東・須貝尚介厩舎)。その他、昨年の京都2歳ステークス(GⅢ、阪神・芝2000m)を逃げ切ったグリューネグリーン(牡3歳/美浦・相沢郁厩舎)もいるが、それからの2戦が大負けしており、評価の対象からは外しておく。
空模様を眺めながら想像を巡らせる、悩ましい週末になった。中山競馬場がある千葉県船橋市の天気予報は、金曜の深夜から降り出し、土曜は1日中の雨。止むのは日曜の未明で、その後は曇りとなっている。
大雑把な予想になるが、日曜は気温もあまり上がらないとすると、馬場状態は「重」か、回復しても「稍重」までと見るのが妥当だろう。ひと昔前には「皐月賞は速い馬が勝つ」と言われたものだが、好天が臨めない今年の一冠目はスピード一辺倒ではなく、道悪の巧拙を含め、かなりのスタミナが要求されるタフな舞台となりそうだ。
そして、リバティアイランドが“一強”の構図をまざまざと示した牝馬戦線とは違い、牡馬戦線はいまだはっきりとした主役が見えてこない。出走可能な“賞金ボーダー”が年々厳しさを増し、重賞ごとに勝ち馬がコロコロと変わる昨今のクラシック戦線の傾向を如実に表している。
では、重賞の勝ち馬から見ていこう。新馬勝ちからいきなりの重賞挑戦で京成杯(GⅢ、中山・芝2000m)を制したソールオリエンス(牡3歳/美浦・手塚貴久厩舎)。デビューから2連勝したのち、ホープフルステークス(GⅠ、中山・芝2000m)の4着を経て、いまやクラシック戦線の“最重要プレップレース”と言われる共同通信杯(GⅢ、東京・芝1800m)で圧勝を遂げたファントムシーフ(牡3歳/栗東・西村真幸厩舎)。
無敗の3連勝で皐月賞トライアルのスプリングステークス(GⅡ、中山・芝1800m)を制覇し、鞍上には新たに田辺裕信騎手を迎えるベラジオオペラ(牡3歳/栗東・上村洋行厩舎)。新馬勝ちのあと、共同通信杯の4着を経て、弥生賞(GⅡ、中山・芝2000m)を圧勝したタスティエーラ(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)。
新馬戦こそ2着に敗れたものの、そこから3連勝で、きさらぎ賞(GⅢ、中京・芝2000m)を制覇。重賞ウィナーの仲間入りを果たしたフリームファクシ(牡3歳/栗東・須貝尚介厩舎)。その他、昨年の京都2歳ステークス(GⅢ、阪神・芝2000m)を逃げ切ったグリューネグリーン(牡3歳/美浦・相沢郁厩舎)もいるが、それからの2戦が大負けしており、評価の対象からは外しておく。