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「正直に言えば7位を望んだが…」角田裕毅、2戦連続の10位入賞に「車から最大限の力を引き出せた」と満足感! 専門サイトは「奇跡」

THE DIGEST編集部

2023.05.02

2戦連続の10位入賞を飾ったアルファタウリの角田。(C) Getty Images

 F1第4戦のアゼルバイジャン・グランプリは4月30日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は2戦連続での10位入賞を飾った。

【動画】角田裕毅が鮮やかなオーバーテイク! ヒュルケンベルクをパス
 予選では今季初のQ3進出で8番手グリッドを手に入れるなど、幸先の良いスタートを切ったものの、スプリントでは散々な結果に終わり、決勝までに十分な走行を重ねられなかった角田は、迎えた決勝、タイヤを温めるのが難しいコースでの1周目でポジションを2つ落としたが、以降は安定したドライビングを披露。タイヤ交換の後は12番手を長く維持し、終盤に入ってニコ・ヒュルケンベルク(ハース)をパスし、エステバン・オコン(アルピーヌ)がピットインしたことにより、ポイント圏内でチェッカーフラッグを受けた。

 今季通算獲得ポイントを2に伸ばし、ドライバーランキングで単独の16位に浮上した角田は、自身のSNSでは「連続でのポイント獲得! 素晴らしい週末のために、チーム、とりわけメカニックたちが素晴らしい仕事を果たしてくれました」とチームへの感謝を綴ったが、チームの公式サイトでもバクーでのレースをポジティブに振り返っている。

「タフなレースでしたが、チームが、とりわけメカニックが素晴らしい仕事をして、昨日アクシデントに見舞われた車を修理してくれました。また、それまでセクター2では少しタイムは失いがちでしたが、ここでもエンジニアたちが強力なセットアップを見つけてくれました。今週はロングランができませんでしたが、強力なペースが得られたし、レースを通してパフォーマンスが維持できたことは、チームとって素晴らしいことです」

「自分のパフォーマンスにも満足しており、今日は一貫性がありました。マクラーレン勢に挟まされ、少しでもミスを犯せばポイントを失う状況であり、かなりの集中が必要でしたが、最終的にトップ10でフィニッシュできました。継続してポイント圏内に入るためには開発と改善の余地がまだありますが、今後はこのチームにおいて、さらに力強い走りができるという自信が得られました」
 
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