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格闘技・プロレス

新日本BOSJが開幕!デスペラードが“元相方”金丸義信に敗れる「アァァ、クソッ!チクショー、悔しい!俺たちはまだ上の世代に勝っちゃいねえ」

どら増田

2023.05.14

黒星スタートとなったエル・デスペラード。(C) 新日本プロレス

黒星スタートとなったエル・デスペラード。(C) 新日本プロレス

 新日本プロレスは毎年恒例のジュニアヘビー級最強戦士決定戦『BEST OF THE SUPER Jr.30』(BOSJ)の開幕戦5.12東京・後楽園ホール大会を開催した。節目の30回を迎える今大会ではA、B両ブロック10選手ずつ計20名のジュニア戦士が集結。今年はA、B両ブロックから2位までの選手が5.26東京・国立代々木競技場 第二体育館大会で行なわれる準決勝トーナメントに進出。優勝決定戦は5.28東京・大田区総合体育館大会で準決勝を勝ち抜いた2選手が対戦する。
 
 セミファイナルでは、エル・デスペラードと金丸義信の元鈴木軍対決が実現。かつてはIWGPジュニアタッグ王座を巻いた仲なだけに、お互いの実力や技は熟知しており、デスペラードは前日の会見で「気になる選手」の一人として名前を挙げていた。

 原作はデスペラードが鈴木みのる、成田蓮とともに新日本本隊寄りのユニット、ストロングスタイルに所属し、金丸はタイチ、TAKAみちのく、DOUKIそしてSANADAとともにJust 5 Guysに所属している。試合は、金丸はゴング前に奇襲攻撃を仕掛けて、場外戦もリードする。しかしデスペラードも金丸が得意としている執拗なヘッドロックで対抗。その後、互いに足攻めの応酬から最後は、デスペラードがピンチェ・ロコを狙ったところを金丸が足4の字固めで捕獲。粘ったデスペラードだったが金丸が絞り上げると堪らずギブアップ。金丸が勝利している。

 試合後、デスペラードはバックステージに来るなり倒れ込み「チクショー! アァァ……チクショー! アァァ、クソッ! まだだ。まだ始まったばかりだ。でも、クソッ、チクショー、悔しい! 本当に悔しい! 本当に悔しいよ! でも、石井さんもそうだし、金丸さんもそうだ。ベテランと呼ばれてタイトル戦線にシングルでは遠ざかっている人間、この間ノブさんが挑戦して、やっぱりえらいもん見せてくれたじゃねえか。凄いよ。最高じゃねえか! まだまだ。下の突き上げ? 世代交代? バカじゃねえか!? 俺たちはまだ上の世代に勝っちゃいねえんだからよ」とベテラン世代の強さを痛感した様子。デスペラードは立ち上がると「『SUPER Jr.』の公式戦1個っていう高い授業料を払ったんだ。こっからは俺が勝つ。1位、2位は通過すんだよな? じゃあ決勝でもう一回金丸さんとやることもあんだろう。出てきてくださいよ」と金丸に優勝決定戦での再会を要求した。

 この日はメインイベントでIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムも敗れており、本命の2選手が黒星スタートという波乱の幕開けとなった。

◆新日本プロレス◆
『BEST OF THE SUPER Jr.30』
2023年5月12日
東京・後楽園ホール
観衆 1401人(札止め)
▼BEST OF THE SUPER Jr.30 Bブロック公式戦(30分1本勝負)
●エル・デスペラード【0点】(16分01秒 足4の字固め)【2点】金丸義信○

文⚫︎どら増田
写真●新日本プロレス
【画像】金丸が足4の字固めでデスペラードからタップ勝利!

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