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「最高のラリー!」日本卓球女子、6年ぶり銅メダルの早田ひなをWTT公式が絶賛!世界ランク1位に「スリリングな展開」と喝采【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2023.05.28

準決勝で惜しくも敗れた早田だが、世界ランク1位を相手に熱戦を繰り広げた。(C)Getty Images

 南アフリカ・ダーバンで開催されている卓球の世界選手権は現地5月27日、女子シングルス準決勝が行なわれ、早田ひなは世界ランキング1位の孫穎莎(中国)にゲームカウント1-4で敗北。54年ぶりの決勝進出こそならなかったが、日本女子ではこの種目6年ぶりとなる銅メダルが確定した。

 前日は世界ランク3位の王芸迪(中国)を大接戦の末に下した早田。メダルの色を懸けた大舞台で、最強と言っていい相手が立ちふさがった。

 第1ゲームは4-11で先取された。続く2ゲーム目も得意のフォアを出せず、逆に孫穎莎にどんどん打たれてしまい、このセットも落としてしまう。第3ゲームもサーブレシーブで優位に立てず、終盤に突き放されて8-11と後がなくなった。

 崖っぷちのなかで迎えた第4ゲームは11-5で取り返し、鬼神のような表情を見せる。それでも世界ランクトップの壁はあまりに高く、5ゲーム目を8-11で取られて力尽きた。
 
 早田の奮闘を称えるかのように、国際卓球連盟(WTT)の公式ツイッターは、この試合のハイライトを一部公開。「世界ランキング1位の孫穎莎は、4-1で日本のヒナ・ハヤタを下し、女子シングルス決勝進出を決めた」と報じる一方、第3ゲームで早田が孫の強烈なスマッシュを何度も返したシーンについて、「両選手は最高のラリーでスリリングな準決勝を展開した!」と手に汗握る応酬が会場を大いに盛り上げたと伝えている。

 日本の女子選手が中国選手を破ってメダルを獲得したのは、1965年の深津尚子(金メダル)、山中教子(銅メダル)以来、58年ぶりの快挙だ。アフリカの地で、早田が一気に女子エースへと名乗りを上げた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】早田ひなが世界ランク1位・孫穎莎を相手に堂々たるラリーで応酬!

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