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マラソン・駅伝

ルーキー前田和摩の激走で東農大が14年ぶり“伊勢路”へ!立教大は14秒30届かず予選落ち【全日本大学駅伝関東予選】

THE DIGEST編集部

2023.06.18

伊勢路の切符7枚をめぐり、熾烈な争いが繰り広げられた。写真はイメージ。写真:THE DIGEST写真部

伊勢路の切符7枚をめぐり、熾烈な争いが繰り広げられた。写真はイメージ。写真:THE DIGEST写真部

 6月17日、全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会が、神奈川・相模原ギオンスタジアムで行なわれた。

 前年の本大会でシード権を獲得した駒澤大、國學院大、青学大、順天堂大、創価大、早稲田大、中央大、東洋大の8校を除く、20大学によって10000mのレースを4組で実施。各組2人ずつ走り、合計8人のタイムが速かった7校が11月5日に開催される『全日本大学駅伝』の出場権を得る。

 日中30度を超えた競技場は、17時半の開始時には約5度下がったものの、選手にとっては過酷な環境だった。スローペースとなった1組目は、林晃耀(城西大)がラストの競り合いを30分03秒40で制し、チームに弾みをつけた。2組目は大東大のピーター・ワンジルが全員を周回遅れにする見事な独走劇を披露。

 3組目は高槻芳照(東農大)、山中博生(帝京大)、山本羅生(立教大)が飛び出す形で前半を展開するも、後ろの集団で進めた城西大のキャプテン野村颯斗がラスト150メートルで逆転し29分40秒85で1位でゴールした。高槻が2位、山中が3位に入った。

 各校エースが集う4組目、東農大のルーキー前田和摩が留学生集団で粘ると、ラスト1周で留学生の前に躍り出た。これには会場も沸いた。最後はアモス・ベット(東京国際大)とジェームス・ムトゥク(山梨学院大)に前を譲り、3番手になったものの28分03秒51と好記録をマークした。

 結果は、8人が安定した走りを見せた城西大が1位、大東大が2位で通過。3組目終了時には圏外だった東農大が、前田の激走で5位に入り、大逆転で14年ぶり出場権を獲得した。初出場を目指した立教大は14秒30及ばず8位で落選。古豪・明治大も10位で本大会への出場を逃した。
 
 全結果は以下の通り。

1位 城西大 3時間57分35秒40
2位 大東大 3時間57秒50秒77
3位 東海大 3時間57分58秒89
4位 東京国際大 3時間59分02秒86
5位 東農大 3時間59分20秒68
6位 帝京大 3時間59分34秒06
7位 国士舘大 3時間59分45秒19
―――――(通過ライン)――――――
8位 立教大 3時間59分59秒49
9位 神奈川大 4時間00分07秒27
10位 明治大 4時間00分20秒02
11位 麗澤大 4時間01分53秒78
12位 日本大 4時間02分45秒74
13位 法政大 4時間02分46秒17
14位 専修大 4時間03分13秒98
15位 日体大 4時間03分23秒77
16位 山梨学院大 4時間04分13秒48
17位 亜細亜大 4時間04分30秒50
18位 駿河台大 4時間05分02秒70
―― 中央学院大
―― 芝浦工業大

構成●THE DIGEST編集部

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