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白熱するパリ五輪代表争い! 早田ひな、伊藤美誠、平野美宇の“トップ3”を中国メディアはどう分析したのか?【卓球】

THE DIGEST編集部

2023.07.26

左から伊藤、早田、平野。パリ五輪シングルス代表の座をかけて熾烈な争いを繰り広げている。(C)Getty Images

 7月23日、パリ五輪日本代表選考会を兼ねた卓球・全農CUP東京大会の女子シングルス決勝が東洋大学赤羽台キャンパスで行なわれ、早田ひな(日本生命)がゲームカウント4-0で伊藤美誠(スターツ)を下し、優勝を飾った。

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 パリ五輪選考レースで首位を独走する早田は、さらに100点を加算し、代表入りへ一歩前進。準優勝の伊藤は90点、3位の平野美宇(木下グループ)は80点を獲得し、シングルス出場権を獲得するための上位2枠争いは、ますます激しさを増している。

 そうしたなかで、中国のポータルサイト『捜狐』は、「日本卓球女子で、キーマンとなる3選手は誰だ?」と題した記事を掲載。今、日本で最も勢いのある早田、伊藤、平野の名を挙げるとともに、彼女たちをこう分析した。

 まず早田については「背が高く、伊藤、平野とは全く異なるタイプだ。攻守のバランスに優れており、確かな技術を持っている」と指摘。「5月の世界選手権でワン・イーディ(中国)を倒し、7月のWTTスターコンテンダーリュブリャナでソン・エイサ(中国)を追い詰めたパフォーマンスから判断すると、早田ひなは着実に成長している。今、日本で最も脅威を与える人物と言えるだろう」と伝えている。
 
 続いて伊藤については、「恐ろしい存在ではあるものの、東京五輪の頃と比べると勢いがない」とキッパリ。とりわけ中学生の張本美和(木下アカデミー)や当時高校生だった横井咲桜(ミキハウス)などの若手選手に黒星を喫したことには、驚きを隠せなかったようだ。一方で、「国際大会での伊藤美誠は、大変勝負強く、そのメンタルの強さが武器である」と見解を述べた。

 最後に平野については「今シーズンに入ってから、平野美宇は復活を遂げた」と記述。「3月のシンガポールスマッシュでは、平野がワン・イーディを破った。そして、7月のWTTコンテンダーザグレブでは、ソン・エイサを撃破した」と中国のエースを打ち負かした試合を回顧。この平野の凄まじい進化に「彼女には本当に注意が必要だ」と警戒を示している。

 なお、現時点でのパリ五輪選考レースの順位は下記の通りだ。
1位:早田ひな 597.5点
2位:平野美宇 392点
3位:伊藤美誠 365.5点

構成●THE DIGEST編集部

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