６月25日、チュニジアで『WTTコンテンダーチュニス2023』の女子シングルス決勝が行なわれ、張本美和（木下アカデミー）がシン・ユビン（韓国）をゲームカウント４－２（11-8/11-5/11-9/7-11/7-11/11-8）で下し、優勝を果たした。

　世界ランク25位の張本は、同ランク16位のシンとは初対戦。序盤から攻めの姿勢を貫いた15歳は、第１ゲームを先取すると、勢いを保ったまま第２、第３ゲームも連取。だが、ここからシンが粘りを見せ、第４、第５ゲームを奪われる。それでも第６ゲームは息を吹き返した張本が、最後は強烈なパワードライブを突き刺し、白星を掴んだ。

　そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は、「ミワ・ハリモトは正気じゃない！　決勝で韓国のトップ選手であるシン・ユビンを４対２で破った」と報道。堂々としたプレーで相手エースを打ち負かした張本に対し、「彼女は見事に頂点まで上り詰めた。なんて恐るべき若者だ！」と驚きの声を上げた。

　さらに、同メディアは、進化を止めようとしない“日本の天才少女”に、警戒さえも見せている。
  「ハリモトはたった15歳で、すでにとても勇敢で、将来は卓球界ナンバーワンの対戦相手になる可能性が高い。本当に注意しなければならない」

　今大会では、木原美悠（木下グループ）とペアを組んだ女子ダブルスでも準優勝に輝いた張本。そんな成長著しい“最強中学生”の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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