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「スッキリした!」6年ぶりの大舞台で躍動した今井月。200m平泳ぎ準決勝進出に笑顔弾ける「自己ベスト更新したい」【世界水泳】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.07.27

6年ぶりに出場した世界水泳。今井は200m平泳ぎで準決勝進出を決めた。(C)Getty Images

 競泳5日目を迎えた「世界水泳」は、女子200メートル平泳ぎ予選が行なわれ、2016年リオ五輪代表の今井月が2分25秒27のタイムで、上位16人で争う準決勝に進出した。

 今井は予選4組の3レーンで登場。隣の4レーンには100メートルの世界記録保持者リリー・キング(米国)、5レーンには東京五輪金メダリストのタチアナ・スクンマーカー(南アフリカ)という世界トップスイマーがいる激戦組だったが、22歳は怯むことなく伸びのある泳ぎで2人に食らいついた。この組を4位で終え、全体8位で見事に通過を果たしている。

 レース後の今井は「200の平泳ぎで代表で泳ぐのは初めてだったのでイメージはつきにくかったですけど、スッキリしました」と久々に日の丸を背負って泳げたことに笑顔が溢れた。「1本目で緊張しすぎたけど、100メートルのターンの後にギアを上げていければ」と準決勝に向け課題を口にし、「自己ベストを更新したい」と夜のレースに照準を合わせた。
 
 世界水泳は2017年のブダペスト大会(ハンガリー)以来の出場で、当時は16歳。この時は大橋悠依(結果は銀メダル)と一緒に200メートル個人メドレーで決勝まで進出し、5位に食い込んだ。その後は不振を極める時期を過ごしたが、昨年から復調し代表切符を手にした。

 6年ぶりに戻ってきた大舞台で、今井はどんなパフォーマンスを見せるのか。セミファイナルでの泳ぎに要注目だ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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