中国で開催されているFISU(国際大学スポーツ連盟)ワールドユニバーシティゲームズ2023に、とんでもない選手が出場していた。陸上女子100メートルに“スポーツと無縁の人物”が出場して、21秒81という遅すぎるタイムでゴールしたのだ。
【動画】物議を醸しているアリ選手の走りをチェック!
物議を醸しているのは、ソマリアのナスロ・アブカル・アリ選手。スタート直後から他のランナーに一瞬で置いていかれ、11秒58でゴールした1位のブラジル人選手から10秒以上も遅れてゴールした。その走りっぷりは“ジョギング”とも称されたほどで、英紙『Daily Mail』は「国際大会史上もっとも遅いタイム」と報じた。
この衝撃的なレース映像がSNSで瞬く間に拡散されると、「なんだこれ?」「なぜこのような選手が出場できたのか」「ランナーの走りじゃない」「最後にスキップしているぞ」といったコメントで溢れかえった。
米放送局『Eurosport』によると、ソマリアのスポーツ大臣モハメド・バーレ・モハムド氏が「正式な競技会に国を代表すべきではない人物を出場させてしまった」と謝罪。さらに、19歳のアリ選手は「短距離走の選手ではないだけでなく、競技スポーツとはまったく無縁だった」とも発表している。
また、米放送局『CNN』は、「ソマリア青少年スポーツ省が国内オリンピック委員会宛ての書簡をSNSで公開し、ソマリア陸上競技連盟のカディジョ・アデン・ダヒル会長を停職処分にした」と報道。「国際舞台での権力乱用、縁故主義、国家の名誉を中傷する行為に関与した」というのが理由だ。
『Daily Mail』紙など一部報道では、「アリ選手はダヒル会長の親族」とも伝えているが、『Eurosport』は「2人の関係性は公表されていない」と記している。はたしてアリ選手とは一体誰で、どのような経緯で大会に出場したのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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この衝撃的なレース映像がSNSで瞬く間に拡散されると、「なんだこれ?」「なぜこのような選手が出場できたのか」「ランナーの走りじゃない」「最後にスキップしているぞ」といったコメントで溢れかえった。
米放送局『Eurosport』によると、ソマリアのスポーツ大臣モハメド・バーレ・モハムド氏が「正式な競技会に国を代表すべきではない人物を出場させてしまった」と謝罪。さらに、19歳のアリ選手は「短距離走の選手ではないだけでなく、競技スポーツとはまったく無縁だった」とも発表している。
また、米放送局『CNN』は、「ソマリア青少年スポーツ省が国内オリンピック委員会宛ての書簡をSNSで公開し、ソマリア陸上競技連盟のカディジョ・アデン・ダヒル会長を停職処分にした」と報道。「国際舞台での権力乱用、縁故主義、国家の名誉を中傷する行為に関与した」というのが理由だ。
『Daily Mail』紙など一部報道では、「アリ選手はダヒル会長の親族」とも伝えているが、『Eurosport』は「2人の関係性は公表されていない」と記している。はたしてアリ選手とは一体誰で、どのような経緯で大会に出場したのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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