連日、国立代々木競技場 第一体育館で盛り上がりを見せる『FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023』男子大会。龍神NIPPONは７日のスロベニア戦でストレート勝利を収め、４大会ぶりに五輪出場権を自力で獲得した。

　強さを世界に証明した日本。果たして世界の関係者は今大会をどのように見ているか。エジプト代表のセカンドコーチを務めるハッサン・エル・ホサリー氏が、インタビューに応じてくれた。

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――10月１日に行なわれた日本戦で印象的だったことは？
　我々が日本に勝ったことは知ってのとおりだよ。日本はバレーボール教室が充実していて我々がいつも日本を真似ている。日本にはユウキ・イシカワという素晴らしい選手がいる。めちゃくちゃ良いプレーヤーだよ。日本のバレーボールは特別。だから好きなチームだよ。

――石川祐希はエジプトでも人気があるのか？
　エジプトの子供たちは、イシカワの技術を見習おうとしている。彼のステップ、技、コートでの姿勢を参考にするくらい完璧な選手だよ。
  ――１万人超のファンがスタンドに詰めかけましたがどうでした？
　凄く盛り上がったよね。でも僕、気づいたんだけど、ファンのほとんどが女性だよね！男性がいないじゃん！どうしてそうなのか僕には分からない。でもどのチームにとっても素晴らしい雰囲気だよ。外国人という感じではなく家族みたいに応援してくれて助かるよ。

――試合以外で何か日本の印象があれば教えてください。
　今回は９日間の滞在なんだけど、７試合あるから、外に出る時間があまりなく、日本の文化を楽しめていない。ホテルに着いたらすぐに次の試合に向けてチームで対策を練っているからね。だけど日本の印象と言ったら、皆すごく親切ってことかな。

取材・文●永野祐吏（THE DIGEST編集部）

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