10月14日、第100回箱根駅伝出場を懸けた予選会が行なわれ、昨年より14増の57校が参加。各校10名以上12名以下がハーフマラソン(21.0975km)に出走し、上位10人の合計タイムで順位を競った。
出場権が得られる13位までに名前は呼ばれなかった。トップ通過有力候補だった東京国際大は、"史上最強の留学生"リチャード・エティーリ(1年)の転倒もあり、10時間39分50秒で14位とまさかの落選。13位の山梨学院大は、10時間39分47秒で、その差はわずか3秒だった。
試合後、松村拓希ヘッドコーチ(HC)は明暗を分けた3秒について言及。「3秒差であろうがそこに辿り着けなかったというところに、何がいけなかったのか振り返りと反省をしなければいけないと思っている」と苦しい表情を浮かべていた。
一方で、8.4km付近で後続選手の足が絡まり転倒したエティーリについて、松村HCは「かなり本来の走りから程遠かった」とコメント。その直後からペースダウンしていたため、「痛みをこらえて走っているというのは、15kmの彼の言葉を聞くまでもなく、おそらくそうだろうと思っていた」と見解を示した。
またエティーリの転倒後、プランを変更したのかという問いには、「選手がレースで必死に走っている状態で、それを正確に伝えたり、何秒稼がなければいけないということを理解させるのは、なかなか難しかった」と嘆きが止まらなかった。
取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)
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またエティーリの転倒後、プランを変更したのかという問いには、「選手がレースで必死に走っている状態で、それを正確に伝えたり、何秒稼がなければいけないということを理解させるのは、なかなか難しかった」と嘆きが止まらなかった。
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