マラソン・駅伝

MGC3位の大迫傑ってどんな選手? 東京五輪後に一度は現役引退も、わずか半年で復活!

THE DIGEST編集部

2023.10.15

MGCで3位になった大迫(中央)。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 10月15日に行なわれた『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』で、大迫傑(Nike)は2時間9分11秒で3位。パリ五輪切符圏内の2位と、わずか5秒差の僅差で惜しくも内定を逃したが、最後に猛スパートを見せた。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】大迫 傑(おおさこ・すぐる)
【生年月日】1991年5月23日(32歳)
【出身地】東京都
【経歴】佐久長聖高(長野)~早稲田大学
【自己ベスト】2時間5分29秒(2020年3月東京マラソン)
【主な代表歴】21年東京五輪(6位)
【日本記録】3000m、5000m
 
 早稲田大学に進学後、箱根駅伝には4度出場(1・2年次に1区で区間賞)を果たし、出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝で優勝して学生駅伝三冠(2010-11年)に貢献。

 大学卒業後は日清食品グループ陸上競技部に加入。15年3月末日に同グループとの所属契約を解消し、アメリカのナイキ・オレゴン・プロジェクトに所属。トップレベルの環境で研鑽を積むと、五輪や世界選手権など国際舞台で大きな足跡を残し、日本の長距離界を牽引する存在になる。

 東京五輪後にいったんシューズを脱いだが、22年2月に現役復帰を表明。順調にレースを重ね、マラソンでは復帰初戦だった同年11月のニューヨークシティ5位、国内復帰初戦だった今年3月の東京マラソンでは2時間6分13秒で日本人3番手(9位)にまとめた。

 今大会の抱負を「100%出し切る」と宣言。その言葉通り、終盤に100%以上の猛烈な走りを披露。今レースでパリ五輪代表の座を射止めることはできなかったが、最後まで力強い走りで観衆を魅了した。

構成●THE DIGEST編集部

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