パリ五輪のマラソン日本代表選考レース『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』が東京・国立競技場発着で開催され、日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は11.9キロ付近で途中棄権となった。
股関節周りの怪我で練習が積めていなかった鈴木は不安を抱えながらスタートラインに立った。だがハイペースで進む2位集団から7キロ過ぎに脱落。徐々に後退すると11.9キロ付近で歩き始め、そのままレースを中断した。
途中棄権を選択した彼は、「前回からこのMGCに向けて4年間やってきた。正直言うと、あまり状態は良くなかったんですけど、スタートラインに立ってしっかり走ることで、色んなものが見えてくるかなと思って立ちました」とレース後に明かし、「次に向けて2着取れないなら、やっても意味がないと思っていたので、厳しいなと思った時点で辞めました」と重い口を開いた。
女子の部では、そんな鈴木の妻である一山麻緒(資生堂)が2位に入り、五輪切符を獲得した。鈴木は「東京オリンピックが終わって『次は一緒に!』っていうことで4年間やってきて、僕はちょっと取れなかったんですけど、有限実行をした妻を誇りに思います」と称えたうえで、今年12月から始まるMGCファイナルチャレンジに向けてこう誓った。
「僕も最後チャンスがあるっていうことなので、一緒に行けるように頑張りたい」
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
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途中棄権を選択した彼は、「前回からこのMGCに向けて4年間やってきた。正直言うと、あまり状態は良くなかったんですけど、スタートラインに立ってしっかり走ることで、色んなものが見えてくるかなと思って立ちました」とレース後に明かし、「次に向けて2着取れないなら、やっても意味がないと思っていたので、厳しいなと思った時点で辞めました」と重い口を開いた。
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「僕も最後チャンスがあるっていうことなので、一緒に行けるように頑張りたい」
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