冷静さと執念。どちらが勝つか。
4年に1度のラグビーワールドカップ・フランス大会の決勝は現地時間10月28日にパリ郊外のスタッド・ド・フランスであり、オールブラックスことニュージーランド代表とスプリングボックスこと南アフリカ代表が、史上最多となる4度目の優勝をかけて争う。
【PHOTO】ラグビーW杯の主役候補を大特集!! 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選! 攻めの起点となるスクラムハーフの先発には、異なるタイプの実力者が並ぶ。
ニュージーランド代表が起用するのはアーロン・スミスだ。大きな瞳に短髪が特徴。身長171センチ、82キロの34歳で、今回が3度目のワールドカップとなる。
かねて鋭く正確なロングパスと高い身体能力を長所としてきたが、キャリアを重ねるほどに無形の力が際立つようになった。
球出しの動きに変化をつけたり、点差と時間帯を踏まえてテンポをあえて遅らせたり。実に落ち着いている。
要所で際立つキレと老獪さとを融合させ、長らくオールブラックスの攻めを支えてきた。大会後に加わるトヨタヴェルブリッツの入団会見では、新天地での意気込みを語るなかで自らの長所にこう触れた。
「スクラムハーフとして選手個人の強み、弱みを理解したうえで、それぞれのランニングライン、キャリーの力を活かしてチャンスを作りたいです。自分のプレースタイルは周囲を活かすこと。それをしたいと思っています」
かたや南アフリカ代表のファフ・デクラークは、ブロンドの長髪をなびかせエネルギーを発散する。
身長172センチ、体重88キロの32歳は、鋭いサイドアタックとハイパント、何より強気のタックルで堅守のスプリングボックスを引っ張る。
特に歓声を招くのは、防御時のパフォーマンスだ。
守備ラインを飛び出して大男に突き刺さる姿は圧巻。相手の対面がスクラムから球を出そうとするところへ、待っていたとばかりに圧をかけるのも目立つ。とにかくしぶとい。
初出場となった日本大会では、MVP級の活躍。今大会の決勝トーナメントでは途中出場から躍動し、ファイナルでは満を持してスターターとなった。
大会前のシーズンは、横浜キヤノンイーグルスで過ごした。その時期には、自らを突き動かす原動力について話している。
「でかい相手がこちらへ走ってくる。『こいつは小さいからタックルなんかできないだろう』と考えられているであろうなか、思いっきりタックルへ行ってビビらせる。それをいまは、楽しんで出来るようになりました」
4年に1度のラグビーワールドカップ・フランス大会の決勝は現地時間10月28日にパリ郊外のスタッド・ド・フランスであり、オールブラックスことニュージーランド代表とスプリングボックスこと南アフリカ代表が、史上最多となる4度目の優勝をかけて争う。
【PHOTO】ラグビーW杯の主役候補を大特集!! 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選! 攻めの起点となるスクラムハーフの先発には、異なるタイプの実力者が並ぶ。
ニュージーランド代表が起用するのはアーロン・スミスだ。大きな瞳に短髪が特徴。身長171センチ、82キロの34歳で、今回が3度目のワールドカップとなる。
かねて鋭く正確なロングパスと高い身体能力を長所としてきたが、キャリアを重ねるほどに無形の力が際立つようになった。
球出しの動きに変化をつけたり、点差と時間帯を踏まえてテンポをあえて遅らせたり。実に落ち着いている。
要所で際立つキレと老獪さとを融合させ、長らくオールブラックスの攻めを支えてきた。大会後に加わるトヨタヴェルブリッツの入団会見では、新天地での意気込みを語るなかで自らの長所にこう触れた。
「スクラムハーフとして選手個人の強み、弱みを理解したうえで、それぞれのランニングライン、キャリーの力を活かしてチャンスを作りたいです。自分のプレースタイルは周囲を活かすこと。それをしたいと思っています」
かたや南アフリカ代表のファフ・デクラークは、ブロンドの長髪をなびかせエネルギーを発散する。
身長172センチ、体重88キロの32歳は、鋭いサイドアタックとハイパント、何より強気のタックルで堅守のスプリングボックスを引っ張る。
特に歓声を招くのは、防御時のパフォーマンスだ。
守備ラインを飛び出して大男に突き刺さる姿は圧巻。相手の対面がスクラムから球を出そうとするところへ、待っていたとばかりに圧をかけるのも目立つ。とにかくしぶとい。
初出場となった日本大会では、MVP級の活躍。今大会の決勝トーナメントでは途中出場から躍動し、ファイナルでは満を持してスターターとなった。
大会前のシーズンは、横浜キヤノンイーグルスで過ごした。その時期には、自らを突き動かす原動力について話している。
「でかい相手がこちらへ走ってくる。『こいつは小さいからタックルなんかできないだろう』と考えられているであろうなか、思いっきりタックルへ行ってビビらせる。それをいまは、楽しんで出来るようになりました」
関連記事
- ラグビー南アフリカ代表の面々が楕円球で見事なリフティング! 華麗な足技に母国ファンは「サッカー代表に必要な才能だ」
- 「今回は当然」南アフリカに異例の10点満点! 英専門メディアの採点は交代メンバーに明暗… 自国選手には「2」と手厳しく【ラグビーW杯】
- 3位決定戦でイングランドがアルゼンチンを倒して銅メダル!「日本は3位と4位の国がいるグループにいたのか」とファン嘆き【ラグビーW杯】
- 「その袋をこっちにくれ」試合後は率先して控室の掃除。驚愕チャージで話題の南ア快足ウイングが日本で見せていた素顔【ラグビーW杯】
- 「日本に長く住みたい」衝撃の流血ショットで話題となった南アフリカ「13番」の日本愛とチーム愛【ラグビーW杯】