モータースポーツ

「チームプレーヤー」に徹した角田裕毅、リカルドや首脳陣からは感謝の言葉! 本人はAT04の速さを強調「僕の助けは必要なかったかも」

THE DIGEST編集部

2023.10.29

同僚やスタッフからは賛辞を送られた角田。決勝レースではポイントを獲得できるか。(C) Getty Images

 F1第19戦のメキシコ・グランプリは10月28日に予選が行なわれた。規定の基数を超えたパワーユニットとギアボックスの交換のため、決勝は最後尾からのスタートが確定しているアルファタウリの角田裕毅だが、Q2進出を果たして15番手につけている。

【動画】角田同僚リカルドが4番手! メキシコシティGP予選ハイライト

 すでに決勝を見据えている角田は、午前のフリー走行3回目では最多タイの26周回を重ねて全体7番手となる1分18秒450のベストタイムを計測。そして予選では、Q1を1分18秒890で通過したが、チームメイトのダニエル・リカルドをサポートすることを優先し、Q2ではノータイムに終わった。

 2日目を終えた後、角田はチームのプレスリリース等を通して、「まず、チームとダニエルは素晴らしい仕事をしたと思います。エンジン交換のペナルティーを受けることは分かっていたので、チームメイトのチャンスを最大限に活かすことを目指しました」と、4番グリッドを手にしたリカルドに言及するとともに、自身のことについて以下のように言及している。

「もちろん、Q3に2台とも進出できる可能性はあったと思うので、少し悔しいけど、自分のパフォーマンスと、チームやチームメイトの助けになれたことには満足しています。フリー走行では、主にレースペースに焦点を当てたので、明日のレースでは車が強力であると自信を持っています。最善を尽くし、できるだけ多くのオーバーテイクを試みます。我々の車の特性はこのコースに合っているようなので、2台ともポイント圏内でフィニッシュすることを目指します」

 また彼は、現地メディアに対しても「ダニエルを助けられたことが嬉しいです」と語ったが、「車はとても速いようなので、おそらく彼には(僕の助けは)必要なかったかもしれません」と付け加え、自身のことについては「決勝ではポイントを狙えることを願っています。入賞圏に入ることは可能だと思います。ここメキシコでは何が起こるか分からないので、最善を尽くします。フリー走行で準備してきたことを、レースで実践したいと思います」と意気込みを明かした(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
 
NEXT
PAGE
トスト代表からは「ユウキは3年目ということで、レース運びが上手くなっている」と賛辞