マラソン・駅伝

「“速く走らない”選択肢をとります!」特例措置のGMOはNY駅伝に照準を合わせる!大迫傑は「目立つ事を捨てる」と公言【東日本実業団駅伝】

THE DIGEST編集部

2023.11.02

大迫がSNSで東日本実業団対抗駅伝では“安全運転”をすると公言した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 11月3日、『東日本実業団対抗駅伝』(埼玉県庁~熊谷陸上競技場/7区間76.9キロ)が開催される。同大会に出場するGMOインターネットグループ(以下、GMO)は、特別措置を利用して"安全運転"で完走し、来年1月1日の『ニューイヤー駅伝』の出場権獲得を目指す。

 開催を翌日に控え、GMOのプレイングディレクター大迫傑は、「明日の東日本実業団駅伝は"速く走らない"選択肢をとります。ピーキングに拘ったクレバーで無駄のない選択」と自身のインスタグラムで公言。そして「GMOインターネットグループの最大の目標である1/1のNY駅伝から逆算した時に、明日目立つ事を捨てて、地味なトレーニングとしてこの駅伝を使う事が重要だと判断しました」と続けた。

 先月15日に行なわれたパリ五輪マラソン代表選考会『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』の特別措置として、MGC出場権獲得者を擁するチームは、完走すれば順位に関わらずニューイヤー駅伝出場権を得られる。

 同特例が認められるのは、Honda、富士通、GMO、SUBARU、JR東日本、Kao、コニカミノルタ、ヤクルトの8チーム。正月のニューイヤー駅伝の出場権を獲得できるのは12チームだが、MGC出場権獲得者がいないチームからすれば、実質4枠争いという構図になる。
 
 正月にピークを合わせるために無理をしない選択をしたGMOの区間エントリーは、1区:千明龍之佑、2区:フィリップ・ムルワ、3区岸本大紀、4区:小野知大、5区:嶋津雄大、6区:渡邉利典、7区:村山紘太だ。

 大迫は「今週はマイレージを落とさず、レース後の日曜日にはロングラン、翌週も通常トレーニングが待ち構えています」と今後の練習スケジュールも追記している。

構成●THE DIGEST編集部

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