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角田裕毅、ブラジルGPの左回りコースにも「心配はない」と自信! 前週は痛恨の“逸機”、「周囲の見方を変えられるか!?」と海外報道

THE DIGEST編集部

2023.11.03

前週のメキシコシティGPでは納得の結果を出せなかった角田。ブラジルでは巻き返したい。(C) Getty Images

 今週末にF1第21戦のブラジル・グランプリが開催されるが、これに先立ってアルファタウリの角田裕毅がチームのプレスリリースを通して意気込み等を語っている。

【動画】一時は8番手まで順位を上げるも…メキシコシティGPハイライト
 第20戦のメキシコGPではパワーユニットとギアボックスの交換で18番グリッドからのスタートを強いられるも、レース中盤で8番手まで浮上。前を走るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を猛追してさらに順位を上げると期待されたが、49周目のターン1でオーバーテイクを仕掛けた際に接触してスピン、これで後方に沈み、12位でチェッカーフラッグを受けることとなった。

 チームにとってもチャンピオンシップにおいて貴重なポイントを取り逃す痛恨の結末となったこの週末について、角田は「(同僚ダニエル・リカルドとの)ダブルポイントは可能だっただろうし、そうなれば、後方グリッドからのスタートだったということで、僕にとっては心強い結果となったでしょう。ピアストリとの件では、可能な限り早くパスする必要があったためですが、あまりに急ぎ過ぎました。今後に向けて、これを教訓にしていきたいです」と振り返っている。

 一方でポジティブな点も挙げ、「この週末で最も重要だったのは、車がとても良いパフォーマンスを発揮し、アップデートが機能したことです。コンストラクターズランキングで順位を上げられたし(10→8位)、インテルラゴスでも我々には競争力があると思います。低速コーナーは車に合っているはずなので、集中力を保ち、可能な限り多くのポイントを獲得できればと思います」と語った。

「アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ」での週末について、「トリッキーなサーキットであり、さらにスプリントがあるので、車をセットアップする時間はあまりありません。去年ここで学んだことに基づいて、できるだけ早く車が適応できることを願っています。セクター1と最終セクターはかなり速いですが、セクター2の低速コーナーには中程度から高めのダウンフォースが必要です」と指摘している。
 
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