世界のトッププレーヤーが集結し、茨城県の太平洋クラブ美野里コース（6598ヤード、パー72）で開催されている女子ゴルフの日米共催ツアー『TOTOジャパンクラシック』。その会場内で見られた“異様な光景”が注目を集めている。2019年のAIG全英女子オープン覇者、渋野日向子のサインをもらうためにできた長蛇の列だ。

【動画】渋野にサインを求めるファンの列をチェック

　大会２日目終了後、LPGA（米女子ツアー）などで解説者を務めるケイト・バートン氏は、自身のX（旧ツイッター）を更新し、「メジャーチャンプの“スマイリング・シンデレラ”ことヒナコ・シブノに長蛇の列」とレポート。「スマホやセルフィーは見当たらない」とファンの印象を綴り、現地で撮影した動画を公開している。

　そこには、「ありがとうございます！」と笑顔でサインに応じる渋野の姿が収められており、カメラはクラブハウス前からズラっと並んだ日本のギャラリーを追っていくも、なかなか最後尾が見えず。６月の宮里藍サントリーレディスオープン以来、約５か月ぶりの国内戦となった24歳の人気ぶりは、やはり今大会でも凄まじい。
  　続く文面でバートン氏は、「日本のゴルフファンは最高だ」と記述。また、大会初日後には、LPGA公式のXアカウントもこうした行列の動画を共有しており、米専門チャンネル『Golf Channel』などに寄稿するエイミー・ロジャース氏は、「ワオ！ LPGAのイベントでこんな光景は見たことがない」と驚きの反応を示していた。

　なお、３日目の競技を終えた渋野は現在、通算10アンダーの29位タイ。「70」で初日を発進し、それから２日連続の「68」とスコアを伸ばしているが、はたして最終ラウンドでは、どんなプレーが見られるだろうか。明日のパフォーマンスにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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