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全日本フィギュア選手権、SPで紀平梨花が首位。2位宮原知子、3位坂本花織が後を追う

THE DIGEST編集部

2019.12.19

女子SP、首位でフリーを迎える紀平梨花。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 12月19日、全日本フィギュア選手権の女子ショートプログラム(SP)が行なわれ、紀平梨花が首位となった。

 SP第4グループの一番手で登場した紀平は、この大会へ向け「曲の中で飛ぶ練習をしてきた」という。ジャンプのみを断片的に練習するのではなく、流れの中でジャンプする練習だ。「4回転だけでなく、トリプルアクセルの精度も上げなくては、日本だけでなく、世界からも差が出てくる」との考えのもと、今回は4本の3回転ジャンプを組み込む演技構成で臨んだ。

 冒頭のトリプルアクセルは着地が乱れ、出来栄え点でのマイナスがあったものの、トリプルフリップ+トリプルトゥーループのコンビネーションジャンプ、トリプルループは見事に着氷。クオリティの高いスケーティングを見せると73.98点で首位となった。

 昨年覇者の坂本花織は、着氷ミスのない安定したスケーティング。ダイナミックな演技も伴い3位につけた。
 
「今までと違う、新鮮な気持ちでできている」という宮原知子は、エキゾチックな曲に乗せた魅惑的な演技を披露。高い技術と、観客からの声援と拍手の後押しで2位につけた。

【全日本フィギュア選手権 SP結果】

1位 73.98 紀平梨花(関西大学KFSC)
2位 70.11 宮原知子(関西大)
3位 69.95 坂本花織(シスメックス)
4位 68.10 樋口新葉(明治大/ノエビア)
5位 66.64 山下真瑚 (中京大中京高校)
6位 65.92 本田真凛(JAL)

 女子Fは12月21日(土)に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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